【インタビュー映像】『クレイジー・リッチ!』コンスタンス・ウーが出演を決めた理由を語る 

シンガポールを舞台に恋人とそのセレブ一族との間で揺れる独身女性の葛藤と成長を描いた『クレイジー・リッチ!』が9月28日(金)より公開。主要キャストが皆アジア系として注目されている本作で主演を務めるコンスタンス・ウーのインタビュー動画が解禁となった。

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コンスタンスは台湾系アメリカ人の両親のもとに生まれ、生まれも育ちも正真正銘の(台湾系)アメリカ人。16歳のときに演劇を学び、24歳で映画デビューするも、33歳でアジア人を主人公に描いた台湾系移民の奮闘記『フアン家のアメリカ開拓記』で一躍ブレイクするまで下積み時代が長く続いた。

そんな苦労を重ねてきた彼女が解禁となったインタビューで、「ハリウッドではよくアジア人はみんな一枚岩のように、同じだと思われてきました。例えば、アジアで生まれ育ったアジア人と、アジア系アメリカ人、イギリス系アジア人、オーストラリア系アジア人など。でも、それぞれの背景にある文化が違うんです。さらに、両親の背景にある文化にも影響されています。例えば、私はアメリカで育ちました。100パーセント、アメリカ人です。私たちは、親の文化だけでなく、育った国の文化も自分のなかに取り込んでいるのです」と、ハリウッドにおけるアジア人に対する想いを語っている。

もともとキャスティングするにあたり、コンスタンスの生い立ちそのものがレイチェルと似ているということから、製作陣にとってこの役は彼女しかいなかったそうだ。そしてコンスタンスもまた出演を熱望し、彼女のスケジュールに合わせてクランクインを延期。この作品に並々ならぬ想いを抱え挑んだコンスタンスは、最後に本作について「ほかの作品と違うところは、これまでにできなかったことを成し遂げているところです。世界中のアジア系俳優が集結しているの!」と語っている。

これまで"ハリウッドにおけるアジア系女優"として様々な経験をしてきたであろう彼女だからこそ意味をもつ言葉と言えるだろう。さらに加えて、「恋愛にコメディ、人生で何よりも大切なことよ」と本作の核となる人生のテーマを描いた点もポイントであることを教えてくれた。

コンスタンスだけでなく、キャストの生まれ育ったバックグランドなどを感じ取りながら本作を観てみるとまた違った角度で映画を楽しめるのではないだろうか。『クレイジー・リッチ!』は9月28日(金)新宿ピカデリー他ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『クレイジー・リッチ!』
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