『アリー/ スター誕生』アリーと極限までシンクロするレディー・ガガの秘話

歌の才能を見出され、スターの階段を駆け上がっていくアリーの成功と葛藤、愛を描いた心揺さぶる圧巻の感動作『アリー/ スター誕生』が12月21日(金)より公開となる。本作で映画初主演を務める歌姫のレディー・ガガが主人公のアリーは彼女自身であることを明かした。

本作でガガが演じたアリーは、歌手になることを夢見ながら昼間はウェイトレス、そして夜はドラァグクイーンバーで歌い続けている。自分の容姿にコンプレックスを抱えながらも、"等身大の自分"を大事にしながらショービジネスの世界に飛び込んだ"苦悩"と"喜び"に満ちた彼女の人生を全身全霊で演じた。このアリーが歩む下積み時代の境遇は、キーボードを引きずりながら、場末のバーを渡り歩いて人前で歌う仕事を探し回ったガガのそれととてもよく似ている。

駆け出しの頃の思い出しながら、「いろんな提案を"NO!"と跳ね除けることがしばしばあったわ。私は自分自身で作曲したり、他の作曲家と共同作曲したりするミュージシャンだけど、すごく美人というわけではないので、駆け出しの頃にレコード会社のエグゼクティブたちが、私の曲を他の歌手に提供したいと打診してきたことがあった。その時"自分の音楽は絶対に手放さない!"と必死になって抵抗したのよ。私は自分の方向性が最初からはっきりしていて、少しずつ抵抗しながら開拓してきたの。アリーもまたそう。自分のキャリアの舵取りをしようとしている。変身をとげつつも、自分の足場を固めようと頑張っているの」と過去の自分とアリーを重ね合わせた。

そんな自分の分身ともいえるアリーを演じるにあたり「スクリーンテストの日に、監督のブラッドリー・クーパーに"ノーメイクでお願い"と言われたの。私は自らをさらけ出すことに不安を感じるのだけど、そうやって彼は私の内にある"脆さ"を引き出してくれたのよ」と語り、普段あまり出すことのない素の自分をさらけ出したことを明かした。

そんな"ありのままの自分"を演じきったガガの迫真の演技は各国際映画祭で絶賛を受けるており、辛口批評で有名な批評サイトRotten Tomatoesでも未だ95パーセントという高い支持を受け、(9月25日現在)名だたるメディアがガガの演技を褒めたたえている。

『アリー/ スター誕生』は12月21日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『アリー/スター誕生』
©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC