多くのTV・映画制作スタジオが密集しているロサンゼルスにて開催された2018年のLAスクリーニング。『9-1-1:LA救命最前線』、『GOTHAM/ゴッサム』、『Empire 成功の代償』などを放送しているFOXからは、『Glee』のヒットメイカーで知られるライアン・マーフィーの新作や、『サンズ・オブ・アナーキー』のスピンオフが登場。一足お先に鑑賞してきた作品を紹介しよう。
■『The Cool Kids』
高齢者が共同生活をするコミュニティを舞台に描かれるコメディ。制作を手掛けるのは、フィラデルフィアでバーを共同経営する男女4人組を描くコメディ『フィラデルフィアは今日も晴れ』のチーム。
■『Proven Innocent』
『アンダー・ザ・ドーム』のラシェル・ルフェーブル、『GRIMM』のラッセル・ホーンズビー、そして『MAD MEN マッドメン』のヴィンセント・カーシーザーが共演する本作は、不当な判決を受けた訴訟を取り扱う弁護士事務所を舞台にしたリーガルドラマ。今後のエピソードには、『ウォーキング・デッド』のローリー・ホールデンも登場することが決まっている。
■『What We Do in the Shadows』
2014年のニュージーランド映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』のTVシリーズ版。個性的なヴァンパイア3人と、ヴァンパイアになりたい人間のシュールな共同生活がテーマとなる。オリジナル版で監督・脚本・主演を務めたジェマイン・クレメント(『レギオン』)とタイカ・ワイティティ(『マイティ・ソー バトルロイヤル』監督・出演)も製作に携わっている。
■『The Passage』
2010年に出版されたジャスティン・クローニン作の同名小説をTVドラマ化した作品で、人間をヴァンパイア化するウィルスを創り出した政府の陰謀を描くスリラー。100年以上をかけて人類を救おうと奮闘する一人の少女、エイミーが主人公となる。『エイリアン』『ブレードランナー』といった大ヒット映画の監督から、『高い城の男』や『グッド・ワイフ』などのTVシリーズも手掛けるリドリー・スコットが製作総指揮を務める。
■『Pose』
『Glee/グリー』や『アメリカン・ホラー・ストーリー』、『アメリカン・クライム・ストーリー』といったヒット作を手掛けるライアン・マーフィーの新作ドラマ。80年代のニューヨークを舞台に、「ハウス」というダンスチームに所属するLGBTQの人々の日々が描かれる。製作中には、TV史上最大数のトランスジェンダー俳優を起用したことでも話題となった
■『Single Parents』
人気青春ドラマ『ゴシップガール』のレイトン・ミースターがシングルマザーを演じるコメディ。指揮を執るのは、人気コメディドラマ『New Girl ~ダサかわ女子と三銃士』でクリエイターを務めたエリザベス・メリウェザーと、本シリーズで脚本を担ったJ・J・フィルビン。
■『Mayans MC』
アウトローのバイカー軍団が活躍する犯罪アクションドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』のスピンオフ。オリジナル版でサンズのライバルとして登場した、メキシコ系米国人で構成されるモータークラブ「マヤンズ」の南カリフォルニア支部がストーリーの中心となる。アメリカでは本放送を前にシーズン2への更新が決定済み。
■『Rel』
映画『ゲット・アウト』で主人公の親友ロッドを演じたコメディアンのリルレル・ハウリーがクリエイター&主演を務めるシットコム。自身の体験をもとにした本作は、お気に入りの美容師が最愛の妻と浮気をしていたことを知ってしまい、真実の愛はもちろん、また新しい床屋を見つけなくてはいけなくなったシングルファザーの生活が描かれる。
※タイトル、出演俳優などは変更になる場合あり。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『Mayans MC』プレミアより
(C) Sipa USA/amanaimages