『サンフランシスコの空の下』リブート版、兄妹4人のキャストが決定!

サンフランシスコを舞台に、事故で両親を亡くしたサリンジャー家の5人兄弟が、時にぶつかり合いながらも長男チャーリーを中心に家族として成長していく物語『サンフランシスコの空の下』。1994年から6シーズンに渡り放送されたファミリードラマのリブート版を、『プリティ・リトル・ライアーズ』などを放送していた米Freeform(元ABC Family)が製作に取り掛かっていたことは以前当サイトでもお伝えしたとおりだが、今回その主要キャストがついに発表された。米TV Lineなど複数のメディアが報じている。

今回のリブート版では両親を交通事故で失うのではなく、アメリカからメキシコに両親が強制送還されてしまう設定になるという。米国で問題となっている移民政策で両親と離れ離れになるブエンディア一家の兄妹の絆を描くという、現代社会を反映した背景で進むようだ。

今回発表されたのは5人兄妹のうち4人のキャスト。『13の理由』で主人公クレイの良き友人ジェフを演じたブランドン・ラーラクエンテ、『Mayans M.C.(原題)』でマヤンズメンバーの一員ココの娘レティーシャを演じるエミリー・トスタ、『それいけ!ゴールドバーグ家』でルーベン・アマロ・ジュニアを演じるニコ・グアルダード、そして期待の新人、エル・パリスだ。

ブランドンが演じるのはブエンディア家の長男エミリオ。ミュージシャンを夢見る自由奔放なタイプだが、家族がバラバラになってしまったことで家に戻り、兄弟たちを支えることになるという役どころ。エミリーは、両親が強制送還されたことで大学進学の夢が閉ざされるかもしれないという立場の長女ルシアに扮する。両親のことがきっかけで、政府に対して反発心を強め、政治に関心を持ち移民政策に対する反対運動をするようになる。ニコが演じる次男ベトは、スポーツ、女の子そして学校生活だけに興味がある普通の少年だが、必要とされれば一家を支える覚悟があるほどしっかりしている。そしてエルは、両親の事で不安を覚え、更に用心深くなる次女ヴァレンティーナ役。ヴァレンティーナの兄姉たちは、不安に駆られる末っ子の彼女を守るために、前に踏み出していくことになる。

今回の新作を手掛けるのは、オリジナル版でもクリエイターを務めたクリストファー・キーサーとエイミー・リップマン。二人はミハル・ゼベデ(『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』)と共同で、脚本&製作総指揮も担う。パイロット版の監督を務めるのは、ロドリゴ・ガルシア(『イン・トリートメント』)の予定。

オリジナル版は、長男チャーリーをマシュー・フォックス(『LOST』)が、弟ベイリーをスコット・ウルフ(『ナイトシフト 真夜中の救命医』)が、妹ジュリアをネーヴ・キャンベル(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)が、そしてベイリーの恋人サラをジェニファー・ラヴ・ヒューイット(『クライアント・リスト』)が演じていた。(海外ドラマNAVI)

Photo:『13の理由』ブランドン・ラーラクエンテ (右側)(C) Beth Dubber/Netflix ニコ・グアルダード(C)ABC/Ron Batzdorff