(※本記事には、『ウォーキング・デッド』シーズン7の重要なネタばれを含むのでご注意を!)
大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』を降板したリック・グライムス役のアンドリュー・リンカーンが、スティーヴン・ユァンが演じたグレンの死に方に納得していないと語っていることがわかった。米Vultureが伝えている。
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米New York Timesのインタビューに答えたアンドリューが、グレンの死が辛かったと胸中を明かした。「その当時スティーヴン・ユアンは、シリーズのリズムを生み出していた重要なキャラクターだった。あえて言うならボーイズバンドにいるみたいなもので、頼れるのはお互いしかいないのに、その存在を取り上げられてしまったような感じだった」とコメント。
そして、グレンが悪役ニーガンに有刺鉄線を巻いたバッドで頭を叩き潰されるという、その残虐な殺され方も受け入れられなかったようだ。「この100年において、映像作品で目玉を見せることなく観客を怖がらせることは出来ていた。その場面のせいで、番組が築こうとしていたものが汚されてしまったと思う。自分の心には、地獄を舞台にした家族ドラマのように映ったし、B級作品の残虐シーンじゃないんだからさ。それに、その場面でカメラがマギーの顔を捉えて続けていたことも快く思わなかったから、自分で監督したいと思ったんだ。自分の頭で描いてきたことを映像化したいってね」と、監督を志望する理由にも言及していた。
残念ながら、ついにアンドリューは『ウォーキング・デッド』を降板してしまったが、シリーズの映画化作品複数に出演することが明らかになっている。よって、再びリックを演じるアンドリューをファンが目に出来る日は、そう遠くなさそうだ。
『ウォーキング・デッド』シーズン9は、 FOXチャンネルにて毎週日曜22:00より放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン3
(C) Frank Ockenfels/AMC