『進撃の巨人』諫山創、ハリウッド版を製作する『IT』アンディ・ムスキエティ監督の大ファンと語る

諫山創による『進撃の巨人』。巨人がすべてを支配する世界での人間の戦いを描き、今年7月からはNHKでTVアニメ版シーズン3が放送された大ヒット作が、ハリウッド版実写映画化されるニュースは記憶に新しい。原作者の諫山氏は、映画化が決まる前から、その映画版を監督するアンディ・ムスキエティ(『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』)のファンだったことを告白した。米Comicbookが報じている。

インタビューに答えた諫山氏は、「映画化に関しては、何年も前から交渉が始まっていました。ですがついにこの日が来たのです。ハリウッド版製作を現実のものにして下さった方々には本当に感謝しております。ここまでご支援頂き、誠にありがとうございました。またこれからもどうぞよろしくお願いいたします」と、感謝の意を伝えた。

続けて、「ハリウッド版のお話を頂くずっと前に、ムスキエティ監督の作品を見ておりました。『MAMA』も『IT』も、ホラーというジャンルに括られる映画ですが、どちらも人間の成長を描いたストーリーだと思っています。ムスキエティ監督は、ホラーの要素と主人公の成長の両方をうまく絡めて描ける独特の才能をお持ちのように見えます。私自身のような経験の少ない未熟者が『進撃の巨人』でここまでやってこられたことを誇らしく思っています」

「ですが、今後は世界でトップクラスのクリエイティヴな方たちの手によって製作されることになりました。今後の映画版のことを考えると圧倒される気持ちでいっぱいです。もし、人生で最後の望みを叶えてもらうとしたら、この映画版も『進撃の巨人』を今まで愛して下さったファンの皆様が満足して楽しんでもらえるような作品になるということを願います」と、ハリウッド版に対する期待を述べた。

現時点では、ハリウッド版の公開日やキャスティングは未定だが、『ハリー・ポッター』シリーズや『ゼロ・グラビティ』のデヴィッド・ハイマンと『HAWAII FIVE-0』のマシ・オカが製作総指揮を担当、配給はワーナー・ブラザースに決定している。

『進撃の巨人』は、巨人がすべてを支配する世界において、まだ見ぬ外の世界に憧れる少年エレンを中心にした人間たちが、戦いながら巨人のまつわる謎を探求していくダークファンタジー。原作者も認めるハリウッド版『進撃の巨人』の情報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:左/アンディ・ムスキエティ、隣はバルバラ・ムスキエティ(c)Jesus Aparicio/FAMOUS