バレンタインデーは大切な人へ気持ちを伝えたり、日頃の感謝を伝える特別なイベント。家でまったり過ごす予定であれば、海外ドラマを観ながらバレンタインデーを満喫するのはいかがだろうか。『フレンズ』と『ゴシップガール』の2作品から、大切な人と一緒に見て楽しめる特別なエピソードをピックアップ。
『フレンズ』楽しめるポイント
1990年代のヒットドラマ『フレンズ』。マンハッタンに住む個性的な男女6人が繰り広げる1話完結のコメディドラマで、仕事や友情、恋愛の要素も絡み、20代から30代に成長する中での悩みや楽しさが描かれている。そして、シーズン1の第14話「バレンタイン恋愛騒動」。男性陣の恋が進んだり、時には後退したり、女性陣の過去の恋愛遍歴がギュッと凝縮された内容たっぷりのエピソード。
日本と違い、海外ではバレンタインデーは男性から女性に気持ちを伝える日。ジョーイはバレンタイン前日に美女とのデートをセッティングすることに成功。二人だけのデートかと思いきや、ダブルデートをする流れになってしまう。ジョーイに誘われたチャンドラーの相手はなんと過去に関わりがあった女性だった。その頃女子3人組は過去の男の話で盛り上がり、儀式をすることになるが...。
この儀式というのが今では古臭さを感じるのだが、観ていてスッキリ爽快感を感じる。その後はやはりおバカな流れに進んで行き、儀式も効いたのか効いていないのかわからない感じも『フレンズ』らしい。バレンタインならではの幸せムードを堪能することができる。
『ゴシップガール』楽しめるポイント
アッパー・イースト・サイドに住むティーンたちの恋愛や友情、裏切りを刺激的に描いた『ゴシップガール』。セレブならではの悩みや無茶苦茶な行動は到底理解できないものもあるが、困難にぶち当たっても這い上がる登場人物の描かれ方は、ティーンでなくても楽しめるドラマである。バレンタインのエピソードは各シーズンにあるが、今回ピックアップするのはシーズン5の第15話「バレンタイン・アゲイン」。
ブレアがルイとのハネムーンから監視付きで帰国するところから、この話はスタートする。セリーナとチャックは反バレンタイン同盟を結ぶが、ブレアはキューピット役となり、ダンとセリーナをデートさせようと企む。ネイトはチャーリーにアプローチをかけるが...。登場人物がそれぞれの思惑を胸に、バレンタインパーティーが始まる。
キーとなるのがブレア。3人の男性との間で揺れ動く様は、本当に色々な人を巻き込む。誰を選んでも傷つく人がいるというのが、「バレンタインデーはハートが傷つく日」といった、作中でのゴシップガールの言葉に現れている。幸せたっぷり! といったエピソードはないが、大切な人と観ることで、自分が大切にしたい人の存在を実感できるエピソードだ。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『フレンズ』『ゴシップガール』(C)Warner Bros. Entertainment Inc.