レオナルド・ディカプリオ&マーティン・スコセッシが、「悪魔と博覧会」を映画ではなく米Huluでドラマ化へ!!

2015年公開の『レヴェナント:蘇りし者』で念願のオスカーを獲得したレオナルド・ディカプリオ。彼と長年にわたり、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ギャング・オブ・ニューヨーク』『地球が壊れる前に』などでタッグを組んできた巨匠マーティン・スコセッシの映画界で知られる二人が、米Huluで新作ドラマを製作することが明らかになった。米Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。

今回二人が手がけるのは、エリック・ラーソン著のニューヨーク・ベストセラーノンフィクション「悪魔と博覧会」というスリラー小説を題材にしたもの。本作は実話に基づいた作品で、1893年に開催されたシカゴ万国博覧会が舞台。博覧会の建設部長で、会場設計などを担当していた建築家のダニエル・バーナムと、その会場近くにワールズ・フェア・ホテル、通称"殺人城"を開業したハンサムな医師だが、その本当の姿は20世紀最悪とも言われる連続殺人魔H・H・ホームズ(本名ハーマン・ウェブスター・マジェット)という二人の男性の物語。

レオナルドとスコセッシの他に、ステイシー・シェア(『バッドランド ~最強の戦士~』)、リック・ヨーン(『VINYL‐ヴァイナル‐ Sex,Drugs,Rock"n"Roll&NY』)、エマ・ティリンジャー・コスコフ(『ヒューゴの不思議な発明』)、ジェニファー・デイヴィソン・キローラン(『レヴェナント:蘇えりし者』)らが製作総指揮に名を連ねる。

実は同作のプロジェクトは、2003年から映画版として様々なスタジオで進められていた。当初はワーナー・ブラザーズで動いていたが、のちに米パラマウントで製作予定となったが、2004年に同社は版権を消失、予算の関係もあり2007年に再び取得するという事態となっていた。

また、その当時はトム・クルーズ(『ミッション:インポッシブル』シリーズ)が製作と主演を、キャスリン・ビグロー(『ハート・ロッカー』)が製作総指揮と監督を務めることになっていたが、この原作に惚れ込んでいたレオナルドが、2010年に版権を取得していた。

今回は映画ではなくドラマ化ということだが、気になるところはレオナルドが果たして出演もするのかということだ。もしそれが実現したら、なんと1992年にルーク役で出演していた『愉快なシーバー家』以来のドラマ復帰となる。ちなみに、ルークを演じていた時は、なんと若干17、18歳だった。レオナルドはその後、1993年の『ギルバート・グレイプ』でブレイクし、1997年の『タイタニック』で世界中にその名を知らしめた。以降は、主に映画界で出演と製作で活躍している。

スコセッシ&レオナルドというお馴染みの組み合わせが、ドラマで見られるというビッグニュース。続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

レオナルド・ディカプリオ&マーティン・スコセッシ
(c)JMVM/FAMOUS
(c)Maurice Clements