5月12日(日)は母の日。子どもたち、あるいはお父さんが、お母さんに日頃の感謝を伝える日だ。私たちが日々追いかけているハリウッドセレブの中にも、私生活では"お母さん"である人はたくさんおり、中にはキャリアを築く前や途中で、若くしてママになった人たちも少なくない。今回は、そんなかつて"ヤングママ"だった人気セレブ8人をご紹介しよう。
目次
リース・ウィザースプーン(当時23歳)
女優やプロデューサーとして活躍中のリース・ウィザースプーンは、いつも子ども達について話し、写真を投稿しているので、現在43歳の彼女が3児の母親であるという事実を知っても驚く人は少ないだろう。しかし、彼女が最初に出産を経験した時の年齢についてはどうだろう?
若い頃から『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』や『キューティ・ブロンド』などでキャリアを築いていきたリースが、長女アヴァちゃんを出産したのは、彼女が23歳の時。1999年に公開された『クルーエル・インテンションズ』で共演したライアン・フィリップと恋に落ち、そのままゴールインした。2003年には長男のディーコンくんも誕生するなど、2児をもうけたが、2007年に離婚。
そして2011年にリースはタレント・エージェントを経営するジム・トスと再婚し、2012年にテネシー君を出産している。
View this post on Instagram
ソフィア・ベルガラ(当時19歳)
エミー賞常連の人気コメディシリーズ『モダン・ファミリー』でおなじみ、現在46歳のソフィア・ベルガラだが、同作でラテン系で情熱的な女性グロリア役を演じるまではあまり知られていなかった。彼女が結婚したのは人気女優になる前、高校時代の恋人と。そして男の子を授かり、19歳の若さで長男のマノロくんを出産した。ソフィアは若くしてママになったことは大変なことも多かったが、子どものエネルギーを感じることができ幸運だったと語っている。
1993年に二人は破局し、ソフィアは俳優のジョー・マンガニエロ(『トゥルーブラッド』)と2015年に再婚。今では、米経済誌フォーブスが発表する最も稼いだ米テレビ女優で7年連続1位に輝くなど、公私ともに順調なソフィア。
現在モデル・俳優業で活躍する長男マノロ・ゴンザレス・ベルガラ(『スラッシャー:過去の裁き』)とは、映画『キューティ・コップ』やコマーシャルなどで親子共演も果たしており、SNSには仲の良さが伝わるような家族写真が満載だ。
ブランディー(当時23歳)
シンガーソングライターとしてアルバム「Never Say Never」をヒットさせ、「The Boy Is Mine」ではグラミー賞を手にし、女優としては『私はラブ・リーガル』などに出演している現在40歳のブランディー。23歳だった2002年にプロデューサーのロバート・スミスとの間に長女を出産した。彼女の出産は米MTVで特集を組まれて放送され、当時広く話題となった。
その後、プライベートでの騒動が重なり、目立った活動はしていなかったブランディーだが、最近は米FOXの音楽ドラマ『STAR 夢の代償』に出演している。
ロザンヌ・バー(当時18歳)
スタンダップ・コメディアンとしてキャリアをスタートさせ、自身のシットコム『Roseanne(原題)』で人気を博したロザンヌ・バー。実はデビュー前、17歳で高校を中退。その後交通事故にあって記憶障害や悪夢に悩まされるようになり、施設に入院した。18歳の時に第一子となる長女を出産するも、貧困に近い生活を送っていたことから養子に出すという難しい決断をしていた。
ロザンヌは子どものプライバシーを守ろうとしてきたが、有名になったことで記者たちの追求が娘にまで及ぶようになってしまった。1988年に米Chicago Tribuneは、「ロザンヌはこれ以上深追いしないでほしいと頼んだが、10代の少女は報道陣に包囲された」と報じた。娘ブランディ・ブラウンは、『Roseanne』を始めとして、母ロザンヌの出演する番組でスタッフとして番組製作を支えており、ロザンヌと娘は温かく、かたい絆で結ばれた関係を築いてきたという。
ロザンヌと言えば、昨年報じられたTwitter上での差別発言騒動が記憶に新しい。ロザンヌの差別発言は波紋を広げ、リサーチ会社ニールセンが発表した2018年アメリカの最多視聴率番組と名高かった『Roseanne』は放送中止が決定。わずか9回の放送でキャンセルとなってしまった。
現在の66歳のロザンヌは、3人の娘、3人の息子、さらに孫たちに囲まれて暮らしている。
ウーピー・ゴールドバーグ(当時17歳)
トニー賞、アカデミー賞、グラミー賞、エミー賞の全てを受賞しているウーピー・ゴールドバーグは、17歳の頃に1人目の夫となるカウンセラーのアルヴィン・マーティンと出会い、子どもを授かった。2009年には英Daily Mailのインタビューで「当時は、結婚というものがいいものに思えていた」と答えている。結婚は長く続かず、ウーピーは女優として生計を立てるために娘アレックス・マーティンを連れてカリフォルニアに移住するが、その後、8年間は「生活保護を受けてようやく成り立つくらいギリギリな生活」を送っていた。1985年に出演した映画『カラーパープル』で主演に抜擢され、アカデミー賞にノミネートされる。
『天使にラブ・ソングを2』などでウーピーと母娘共演を果たしているアレックスも、女優・プロデューサーとしての道へ進み、そして若くして母親になった。Daily Mailによれば、彼女が出産したのはわずか16歳の時だったという。2009年のインタビューではウーピーは、「私は30代でおばあちゃんになることを受け入れたの」とコメントしていた。34歳でおばあちゃんとなり、そしてその孫娘が2014年に子どもを出産したため、58歳でひいおばあちゃんになった。
ケイシャ・キャッスル=ヒューズ(当時16歳)
『クジラの島の少女』(2002年)の演技で史上最年少の13歳にしてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたケイシャ・キャッスル=ヒューズは現在29歳。2006年の映画『マリア』でイエス・キリストを宿した母親マリアを演じた後、母国ニュージーランドで穏やかな生活を送っていた時に、当時16歳にして19歳の恋人の子どもを妊娠していることを発表し話題を呼んだ。
新The Kiwiは、ケイシャを「ニュージーランドのリンジー・ローハン」と呼んだが、彼女は米Vanity Fairのインタビューで「私は自分がダメな女の子だと感じた。誰も喜んではくれなかった。10代の妊娠の啓発ポスターにはなりたくなかったの。他人の意見にフォーカスしないで、ただ自分に出来る最善を尽くしただけよ」と主張した。
『ゲーム・オブ・スローンズ』第五章のオバラ・サンド役、『ウォーキング・デッド』シーズン5のジョーン役など大ヒットドラマで活躍するケイシャは、『LAW & ORDER ロー&オーダー』や『シカゴ』シリーズなどでクリエイターを務める敏腕プロデューサーのディック・ウルフが手掛ける、米CBSの犯罪捜査ドラマ『FBI(原題)』の新作スピンオフ『FBI:Most Wanted(原題)』に出演することが決定している。
ヒラリー・ダフ(当時24歳)
ディズニーチャンネルの『リジー&Lizzie』で人気を博したヒラリー・ダフも若くしてママになった一人。2012年3月、ヒラリーと当時の夫でアイスホッケー選手のマイク・コムリーとの間に長男ルカくんが誕生した時の彼女は、まだ24歳だった。かつて、あるメディアには若くしてルカくんを産んだことで、彼が兄弟を持つまでに時間をかけることができるから(ルカくん一人に愛情を注ぐことのできる期間が長い)良かったとコメントしている。
マイクとの離婚後、ヒラリーはプロデューサーのマシュー・コーマと交際しており、昨年10月には第二子となる女の子を出産した。
ケイト・ハドソン(当時24歳)
デビュー以来着実にキャリアを重ね、2001年には『あの頃ペニー・レインと』でゴールデン・グローブ賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネート。そして女優として絶頂を迎えていた2004年に、母親となった。ケイトと当時の夫クリス・ロビンソン(ロックバンド「ブラック・クロウズ」のボーカル)の間に誕生したのは男の子で、名前はライダー君。ケイトは、自分が"若い"ママだと感じたことはなかったが、ライダー君が中学校に入学した時に、自分が周りのお母さん達より若いことに気づいたという。
ケイトは2007年にクリスと離婚し、2011年に交際していたマシュー・ベラミー(ロックバンド「ミューズ」のボーカル)との婚約を発表し、数ヶ月後に次男ビンガム君を出産。結局マシューとは破局し、昨年10月には交際中の恋人ダニー・フジカワとの間に長女ロニー・ローズちゃんが誕生した。
Photo:
リース・ウィザースプーン ©NYPW/FAMOUS/リース・ウィザースプーン&娘アヴァ・フィリップ ©NYPW/FAMOUS/ソフィア・ベルガラ © 2019 Disney | ABC Television. All rights reserved./ソフィア・ベルガラ&息子マノロ・ゴンザレス・ベルガラ ©FAM012/FAMOUS/ブランディー ©NYPW/FAMOUS/ロザンヌ・バー&娘ブランディ・ブラウン ©NYKC/ロザンヌ・バー ©NYPW/FAMOUS/ケイシャ・キャッスル=ヒューズ(2004年撮影) ©Hubert Boesl/FAMOUS/ヒラリー・ダフ ©NYZS/FAMOUS/ケイト・ハドソン&息子ライター君とビンガム君 ©NYPW/FAMOUS/ウーピー・ゴールドバーグ ©NYCM/FAMOUS