ジャスティン・ビーバーがYouTubeと組み「トップ・シークレット」なTV番組をスタート!

カナダ出身の人気歌手ジャスティン・ビーバーが、ついにテレビ界に本格進出するようだ。YouTubeとパートナー契約を結び、2020年に何かしらの「トップ・シークレット」なテレビ番組をスタートすることが明らかになった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

Googleが所有する動画サイトYouTubeは、ジャスティンが2007年に発掘された場でもある。今回の契約は、そんな彼が自分をスターにしてくれた動画コンテンツサイトにある意味、恩返しをするような形だ。ジャスティンのYouTubeサブスクライバー数は4450万人を超えているが、タイトル未定のこの謎に包まれた番組はファンなら必見の内容のようだ。過去に『ズーランダーNO.2』や『シンプソンズ』に本人役で参加したり『メン・イン・ブラック3』でカメオ出演したりしたことはあるものの、本格的な演技経験はほぼないと言えるジャスティンが手掛けるこの作品は、広告が入るが無料で見られるという。

YouTubeは2015年にYouTube Redという有料配信サービスをスタートしていたが、YouTube Premiumと名称を変更。そしてジャスティンの新作も含め、今後の作品は広告が入る代わりに無料で見られるという。同社はこの数ヵ月間、ドラマなどの脚本の買い付けを保留しており、リアリティ番組のような作品に注力すると見られていた。すでに歌手ケイティ・ペリーの「Katy Perry: Will You Be My Witness(原題)」、そして俳優ウィル・スミスのグランドキャニオンでのヘリコプターからのバンジージャンプなど、セレブが普段見せないような姿を見せる番組が存在している。今回のニュースとほぼ同じタイミングでオリジナルドラマシリーズ『Cobra Kai(原題)』(映画『ベスト・キッド』の続編)のシーズン3更新が発表されたように、方針転換後もドラマ部門にも注力していくようだ。

同社のチーフ・ビジネス・オフィサーであるロバート・キンセルは、広告を付けて無料で配信するという新方針について以下のような声明を発表した。「プライムタイムにTVを見る時間は非常にプライベートなものです。我々のコンテンツは他に類を見ない種類の多さとプラットフォームの多機能と豊かさのおかげで、現代の人々に非常に共感されています。他のメディアが定額会費を値上げしていく中、我々はその反対の道を進もうとしています。今までよりもさらに多くのスポンサー、パートナーと契約し、世界中の視聴者に評価の高い弊社のオリジナル作品をお届けするつもりです」

ジャスティンが世界中で視聴できるYouTubeというプラットフォームで何をするのか期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ジャスティン・ビーバー
(C)NYKC/FAMOUS