大人気コメディ映画『オースティン・パワーズ』シリーズの製作&出演で知られるカナダ出身の俳優でコメディアンのマイク・マイヤーズが、米Netflixの新作コメディに主演することが明らかになった。米Hollywood Reporterらが報じている。
全6話構成でタイトル未定のこの新作は、リミテッド・シリーズとのこと。詳細は報じられていないが、マイクは複数のキャラクターを演じるという。彼は以前にも、『オースティン・パワーズ』や『ハネムーンは命がけ』で同じように複数の役を演じている。
今回の新作発表について、マイクは以下のようにコメントした。「私はキャラクターを生み出すのが大好きなのです。今回Netflixでそれができる場を用意してもらえました」
マイクは、『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』で一緒にプロデュースを担ったジョン・S・ライオンズ、また『ラヴレース』のジェイソン・ワインバーグと共に製作総指揮に加わる。本作は、マイクが手がける初のTVドラマとなる。
マイクは1989年から1995年まで、米NBCの長寿コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でレギュラー出演、多くのキャラクターを演じて人気者となった。映画『ウェインズ・ワールド』は、その番組内のキャラクターを映画化した作品でもある。更に最近では、米ABCの「The Gong Show(原題)」というゲーム番組のリバイバル版で、イギリス人のTVプレゼンター、トミー・メイトランドというキャラクターとして司会を務めた。そんな多才な彼は、バンド、クイーンを描いた大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』にも、レイ・フォスター役で出演している。
映画を中心に活躍していた俳優らが配信サービスの作品に出演することは昨今では珍しくない。Amazonの『Utopia -ユートピア-』に出演するジョン・キューザック(『クロノス・コントロール』)、Netflixの新作コメディ『Merry Happy Whatever(原題)』に出演するデニス・クエイド(『デイ・アフター・トゥモロー』)、Amazon『The Hunt(原題)』のアル・パチーノ(『ゴッドファーザー)』、Netflixのコメディ『コミンスキー・メソッド』に出演中のマイケル・ダグラス(『ウォール街』)とアラン・アーキン(『リトル・ミス・サンシャイン』)、同じくNetflixのコメディ『グレイス&フランキー』のジェーン・フォンダ(『コールガール』)とリリー・トムリン(『ザ・ホワイトハウス』)などがその一例だ。
マイクが配信サービスのNetflixで、どのような作品を生み出すのか期待して待ちたい。(海外ドラマNAVI)
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『オースティン・パワーズ:デラックス』で共演したマイク・マイヤーズとエリザベス・ハーレイ
© Kurt Krieger/FAMOUS