『ビッグバン★セオリー』クリエイター、スピンオフ企画がボツになったと明かす

シットコムとしては最長寿となり、来週米CBSで放送されるシーズン12の最終話をもって幕を閉じるオタクコメディドラマ『ビッグバン★セオリー ~ギークなボクらの恋愛法則』。本作のクリエイターが、スピンオフ企画が浮上していたが最終的にボツになったことを明かしている。米TV Lineが報じた。

本シリーズのスピンオフには、すでに主人公の一人である物理学者シェルドンの幼少時代を描く『ヤング・シェルドン』があるが、クリエイターのチャック・ロリーが新スピンオフになるはずだった企画が実現しなかった経緯を説明した。「これ以上ないぐらい素晴らしいクリエイティブな理由がない限り、その作品を製作するのは経済的に難しい。もしスピンオフをやるなら、その仕事に情熱を持たなければならない。ただ、お金を追いかけているだけでは十分じゃないんだ」

またロリ―は、シリーズの最終話の撮影では感極まり、精神的にこたえたとも明かしている。「もう少しのところで撮影できない状態だった。手が震えてしまって、ここまで感情的になるとは思っていなかったんだ。この番組は私たちにとって意味があるからね。シリーズに取り組んだみんなが作品を大切に思っていたし、別れを言うのはつらいよ」

ロリーは、マイケル・ダグラス(『アントマン』シリーズ)が主演するNetflixのコメディドラマ『コミンスキー・メソッド』や、チャーリー・シーン主演のファミリーシットコム『ハーパー★ボーイズ』、Netflixの『ハイ・ライフ』などでもクリエイターを務めている。

『ビッグバン★セオリー ~ギークなボクらの恋愛法則』シーズン12の最終話は、CBSにて5月16日(木)に放送予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:

現地時間5月1日にTCLチャイニーズ・シアターで手形を残したキャスト・スタッフ
左から二人目がチャック・ロリー
(c)Faye Sadou/Famous