『ストレンジャー・シングス』シーズン3は史上最高に感動的!キャスト直撃インタビュー

7月4日(木)よりシーズン3が独占配信となるNetflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。一足先に初来日を果たしたミリー・ボビー・ブラウン(イレブン役)に続いて日本へやってきた4人のキッズたち、ケイレブ・マクロクリン(ルーカス・シンクレア役)、ゲイテン・マタラッツォ(ダスティン・ヘンダーソン役)、ノア・シュナップ(ウィル・バイヤーズ役)、セイディー・シンク(マックス役)を直撃! 過去シーズンよりすっかり成長し、大人っぽい発言や仕草もしながら、冷やかしたりツッコミしたりと子どもらしい面も垣間見せる彼らのほのぼのインタビューをどうぞ。写真撮影では、カウチに座ったからか『フレンズ』のオープニングソングを4人で仲良く歌う姿も披露してくれました。

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――本作はみなさんが生まれる前の1980年代という設定で、当時のファッションや音楽、小道具などが満載ですが、その時代のものを見て驚いたりしたエピソードはありますか?

ノア「1980年代についてはこの作品に出るまで何も知らなかった。でも出演が決まって当時の映画や音楽、ファッションについて学んだよ。VHSテープやトランシーバーの使い方もね。1980年代は最高さ。あの時代を過ごしたかったな」

ゲイテン「自分がパックマンが得意だってことがこの作品のおかげで分かったよ」

ケイレブ「俺の方がうまいけどね(笑)」

ゲイテン「本気かよ!(笑)」

ケイレブ「俺は1980年代のことはある程度知ってはいたけど、実際にいろんな小道具を見た時には驚いたし結構カッコいいと思ったね」

セイディー「私は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』にビックリしたかな」

ゲイテン「たしかにな。みんなで週末あたりに一緒にやろうぜ」

セイディー「でも難しそうじゃない?」

ケイレブ「お前ら3人はご近所だもんな。一緒に遊べば?」

セイディー「私が住んでるのはニュージャージーの逆側よ」

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――ゲームといえば『ストレンジャー・シングス』がビデオゲームになりますが、どんな気分ですか?

ゲイテン「ビデオゲーム?」

ケイレブ「本当?」

ゲイテン「どこで?」

――Nintendo Switchです。

ゲイテン「まじかよ!(ノアとセイディーに向かって)おい! 知ってたか? 俺たちがNintendo Switchでゲームになるって!」

ノア「本当!?」

ゲイテン「最高の気分だな」

ケイレブ「素晴らしいね」

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――みなさんはゲームはされますか?

ゲイテン「『スパイダーマン』をプレイステーションでやるよ」

ケイレブ「俺は『スパイダーマン』と『GTA(グランド・セフト・オート)』。セイディー、君は?」

セイディー「私はやらないの」

ノア「僕は『スパイダーマン』と『GTA』だね」

――撮影の合間に『ダンジョンズ&ドラゴンズ』やボードゲームで遊んでいたと耳にしましたが、シーズン3の現場で流行ったものは?

ゲイテン「いろんなゲームをその場で考えついては遊んでいたかな。ほかには水族館や美術館に出掛けたりしたよ」

セイディー「あなたたちがね。私が行ったのは綺麗なお庭や科学博物館だもの」

ケイレブ「でも、遊園地にはみんなで行ったろ?」

セイディー「そうね」

ゲイテン「楽しかったよな。あと、ショッピングモールの2つのエスカレーターの間にあるスペースを滑って遊んだりしてさ」

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――それってすごく1980年代っぽいですね(笑) 本作の魅力の一つが、それぞれのキャラクターが個性的なことですが、あなたたちの中で最も役と似ているのは誰ですか?

ケイレブ&セイディー「(即答で)ゲイテン」

――即答ですね(笑)

ゲイテン「(爆笑した後で)たしかにそうかもな。(セイディーに向かって)セイディーは全然(マックスと)似てないよね」

ケイレブ「マックスは意地悪だもんな」

セイディー「マックスは意地悪なんじゃなくて正直なのよ。私も正直なことはあるけど、いつもじゃないから」

ケイレブ「セイディーはすごく正直だよ」

セイディー「正直だけど辛辣なことは言わないわね(笑)」

ケイレブ「ノアとウィルは全然違うよな。正反対だ」

セイディー&ゲイテン「そうだね」

ノア「でも双子の妹がいるから、僕にも兄貴がいるみたいなもんだよ」

ケイレブ「(笑)兄弟なら俺だっているよ。でも俺はルーカスとは全然違うな。シーズン3では似てきたと言えるかもしれないけど」

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――ウィルについて聞かせてください。シーズン1&2における彼の問題はアップサイド・ダウンがメインだったわけですが、シーズン3では友達との関係に悩むことになりますね。それを演じる上で意識したことなどはありますか?

ノア「ウィルは本当に...その...」

ゲイテン&ケイレブ「(爆笑した後、声を合わせて)シーズン3を観てもらってからじゃないと言えないよ!」

ノア「そうだな...。ウィルにはずっとアップサイド・ダウンの問題がつきまとっていた。シーズン1ではあの世界に捕らわれていたし、シーズン2では帰ってきたけど、その経験からPTSDに苦しみ、体内に寄生されたりもした。シーズン3でもまだ完全には回復していないんだ。それ以上は言えないよ(笑)」

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――イレブン役のミリーが、クリエイターであるダファー兄弟は自分たちの意見を聞いてくれたと話していましたが、あなたたちのどなたかが出したアイデアがあれば教えてください。

ケイレブ「俺がアイデアとして出したのは、シーズン1でルーカスが額に巻くバンダナだね。あれはベトナム戦争の影響を受けたスタイルなんだ。シーズン1ではまだあまりキャラクターが作られていなかったから、自分たちが言いたいことをかなり取り込んでもらったよ」

ノア「彼らはいつも僕らの意見に耳を傾けてくれて、一人の大人として扱ってくれるんだ。信頼されているんだと感じるよ」

セイディー「ただ、私たちはキャラクターについてこうなったらいいんじゃないかという提案は多少するけど、最終的に決めるのは彼らよ。二人は揺るぎないビジョンを持っているの」

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――1980年代を知る上で当時の映画やTVドラマを観たかと思いますが、お気に入りは?

ノア「『グーニーズ』だね。(同作で主人公マイキーを演じ、『ストレンジャー・シングス』ではボブに扮していた)ショーン・アスティンのことが大好きなんだ。インスピレーションをもらったよ。彼からは本当に多くのことを学んだんだ。僕を一人の人間として扱ってくれて、本当に尊敬しているよ」

ゲイテン「『スタンド・バイ・ミー』はすごく参考になったね」

ケイレブ「シーズン1でね」

ゲイテン「少年4人のケミストリーやキャラクター設定が似てるよ」

ノア「たしかに『ストレンジャー・シングス』は『スタンド・バイ・ミー』とすごく似てるね。ほかのスティーヴン・キング作品にもインスピレーションを受けているよ」

セイディー「私自身はこれを観た方がいいとは特に言われなくて、一番参考になったのは本作のシーズン1ね(笑)」

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――先程ショーン・アスティンの話が出ましたが、本作には彼やジョイス役のウィノナ・ライダーのように1980年代にあなたたちのように子役として出演していたキャストもいます。年上の共演者からもらったアドバイスのようなものはありますか?

ゲイテン「ショーンとはほとんど一緒じゃなかったんだよな...」

ノア「僕はウィノナと共演するシーンが多いから、彼女からいろんなアドバイスをもらったよ。僕演じるウィルが口を動かすけれど実際にはしゃべっていない(別の声を当てる)というシーンで、どういう風にやればいいかを教えてくれたりね。インスピレーションやモチベーションを与えてくれる存在で、すごく憧れてるんだ」

セイディー「私がウィノナから学んだのは、水をたくさん飲んで、あまり日光に当たらないことかな(笑) 彼女は本当に素敵な人だから、なるべく見習うようにしてるわ」

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――シーズン3は初めて夏が舞台ですが、秋だった過去シーズンと比べてどちらがやりやすかったですか?

ノア「今回は学校がなかったから最高だったよ」

ゲイテン「実は俺は7月の間ずっと別の予定があって、家に帰ってたんだ。シーズン3は暑かったというのもあるけど、過去シーズンとは全然違ったよな」

ノア「ビーチに行ったりしたよね。日焼けしちゃってさ」

ゲイテン「俺も焼けたな」

セイディー「私は黒くならずに火傷しちゃった」

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――保安官のジム・ホッパー役のデヴィッド・ハーバーはシーズン3の最終話は「感動的で予想外なものになる」と話していますが、あなたたちの意見は?

4人「そうだね」

ノア「あとすごく悲しいよ」

――もう少し教えてもらえませんか?

ケイレブ「もうすぐ配信だからそれを観てよ(笑)」

ゲイテン「過去2シーズンよりも感動的なんだ」

ノア「その通りだね」

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――みなさんは役とともに成長されてきたわけですが、シーズン3で演じるキャラクターとご自身が重なることってありましたか?

セイディー「いい質問ね。マックスに関しては、大人になるにつれてホーキンスにおける自分の居場所を見つけてきているの。友人もできたしね。そして私もティーンエイジャーとして同じように成長しているわ」

ゲイテン「キャラクターと自分を比べるのは難しいかもしれないな。なぜって、自分としては毎日成長していくけど、キャラクターは撮影期間が限られているし自分以外にも様々なストーリーが存在するから。ただ、ドラマの方がもう少しシニカルなキャラクターだと思うな」

ケイレブ「ゲイテンが言ったように、自分とルーカスの成長を比較するのはちょっと難しいところもある。デモゴルゴンと実際に戦ったりはしないわけだからね(笑) とはいえ、ルーカスがどんな人間なのかを知りながら、自分自身も成長していくというのはクールなことだったよ。彼はロマンスも経験するしね。(それを聞いて、隣のゲイテンが冷やかす) シーズン1でのルーカスは慎重な性格だったけど、シーズン2では少しずつ落ち着きを得て変わっていくからね」

――ゲイテン、ケイレブ、セイディーの3人にお聞きしたいのですが、シーズン3でのルーカス×マックス、ダスティン×スティーブというパートナーシップそれぞれの見どころは?

ケイレブ「10代の無垢な恋だよ」

セイディー「シーズン3のテーマは友情、恋愛、仲間、家族といった人間関係なのよ」

――つまり、シーズン3では二人一組といった小さな枠組みではなく、みんなが一つの大きなつながりを持っているということですね。

ノア「その通りだよ」

ケイレブ「誰もがキャラクターの誰かに共感を覚えるはずさ」

ゲイテン「それっていいまとめだな」

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Netflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3は7月4日(木)より独占配信。

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『ストレンジャー・シングス 未知の世界』
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(C) Jackson Lee Davis / Netflix