スーパーマンの父死す。『新スーパーマン』エディ・ジョーンズが84歳で永眠

1990年代に放送されたディーン・ケイン主演の人気ドラマ『LOIS & CLARK/新スーパーマン』で、スーパーマン/クラーク・ケントの育ての父ジョナサン・ケントを演じたアメリカ出身の俳優、エディ・ジョーンズがロサンゼルスで永眠した。享年84。

7月6日(土)、エディが生前会員だったロサンゼルスの劇団、インテラクト・シアター・カンパニーは以下のような声明を発表した。「本日、私たちの大切な長年のメンバーであり信頼できる友人、同僚であるエディ・ジョーンズが亡くなりました。彼は、この劇団にとって初期から支えとなる人物でした。ウイットに富み、鋭い本能を持っていた彼がひとたびステージに立つと、みんな彼に釘づけになりました。彼が舞台裏にいると、その満面の笑みで場が明るくなりました。エディの友人だった方、また舞台で幸運にも彼と時間を共有した人は、誰もが彼の穏やかで寛大な心に感銘を受けたことでしょう。彼がいなくなり寂しくなります。エディの妻であるアニタ・カンザディアン・ジョーンズらご家族の皆様へお悔やみ申し上げます。エディ、天使たちがあなたに歌いかけ、ゆっくり休ませますように」

そして、『新スーパーマン』で彼の息子であるクラーク・ケント/スーパーマンを演じたディーンも、訃報を受けてtwitterにメッセージを投稿。「喪失感で心がズタズタだよ。エディ、どうか安らかに。あなたは素晴らしい人であり、得がたい父親だった」とコメントしている。

1970年代から業界で活躍していたエディは、『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』『プリティ・リーグ』『この胸のときめき』『シービスケット』『ターミナル』など様々な映画に出演。そして1993年から始まった『新スーパーマン』のスーパーマンの理解ある父親役でTVでも人気を博した。2000年代以降も『インビジブル・マン』『女検死医ジョーダン』『アクエリアス 刑事サム・ホディアック』といったTVドラマに出演。また、舞台でも活躍し、『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』のニック役で全米ツアーにも参加。ブロードウェイやツアーで実に250以上もの作品に出演したという。日本のアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の英語版、官房長官高倉の声も演じていた。

様々なジャンルで長きにわたり活躍したエディのご冥福を祈りたい。(海外ドラマNAVI)

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『新スーパーマン』の共演者たちとエディ・ジョーンズ(右端)