『エージェント・オブ・シールド』『キャプテン・マーベル』強大な力と出生の謎―葛藤を抱えた女性ヒーローが、世界の命運を握る

映画『アベンジャーズ』のその後の世界を描く大人気スピンオフドラマ『エージェント・オブ・シールド』と、今年3月に公開された『キャプテン・マーベル』には、"クリー人"と呼ばれる異星人が登場するという共通点があるが、その他にも重なり合うところがある。今回は、「強大な力」と「出生の謎」を抱える二人の女性キャラクターを探る。

『エージェント・オブ・シールド』で注目するのは、デイジー・"スカイ"・ジョンソン(クロエ・ベネット)。彼女は、フィル・コールソン(クラーク・グレッグ)にスカウトされ、今では国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.のエージェントとして活躍するが、元々S.H.I.E.L.D.にハッキングもしていた天才ハッカーだ。そして、シーズン2で地震を起こす能力を持つインヒューマンズ(超人類)であることが明らかになる。インヒューマンズとは、クリーによってDNA操作された古代人の子孫。デイジーは人間ではないことに、悩んだり葛藤するが気持ちを一新し、インヒューマンズのクェイクとして、これまで以上に重要なキャラクターとして、物語を牽引する存在となる。

映画『キャプテン・マーベル』は、主人公キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)に迫る。家族や友人といった大切な記憶を失った代償に、"規格外の強大な力"と"不屈の心"を手に入れる。そして、クリー帝国が誇る精鋭部隊"スターフォース"の一人として、孤独や不安に打ちのめされても諦めず何度も立ち上がる。彼女の必殺技は両腕から発するフォトンブラストだが、まだ自分自身で完ぺきにはコントロールできない様子...。使いこなすには、彼女が"本当の自分"を知り、精神的に成長する必要があった。

『エージェント・オブ・シールド』のデイジー・"スカイ"・ジョンソン、そして『キャプテン・マーベル』のキャプテン・マーベル。ともに強く美しい女性ヒーロー像であると同時に、「自分はどこから来たのか?」「自分は何者なのか?」という疑問と葛藤を抱える存在。彼女たちに秘められた謎が明かされるたび、ストーリーは新たな局面(フェーズ)へと動き出す―。

『エージェント・オブ・シールド』シーズン5のブルーレイ COMPLETE BOXは発売中、全話デジタル配信中。そして本日7月17日(水)より第2弾DVDレンタル開始、DVD Part2、Part3(各4,700円+税)発売となる。『キャプテン・マーベル』は、デジタル配信中、MovieNEXで発売中。(海外ドラマNAVI)

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『エージェント・オブ・シールド』シーズン5
(C) 2019 MARVEL & ABC Studios
『キャプテン・マーベル』
(C) 2019 MARVEL