DCヒーロードラマ『Titans/タイタンズ』ロケ現場で死亡事故。あのオスカー監督もコメント

2018年にDCエンターテイメントが立ち上げた配信サービス、DC Universeの製作によるヒーロードラマ『Titans/タイタンズ』。本国アメリカで9月6日(金)から配信される同作のシーズン2撮影中にスタッフが事故死し、それを受けてトロントで行われていたロケが中断された。米Hollywood Reporterが報じている。

特殊効果コーディネーターとして参加していたウォーレン・アップルビーは、7月18日(木)、車を使ったスタントのリハーサル中に、車の部品が壊れたことによる事故のため亡くなった。事故後、撮影は2日間中断されているが、この悲劇を受けてプロデューサーなどが共同で声明を発表した。「大切な同僚である特殊効果コーディネーターのウォーレン・アップルビーが撮影の準備とテストの最中に起こった事故の後、亡くなりました。我々はみな悲痛な思いでいっぱいです。業界で25年ものキャリアを積んでいたウォーレンは誰からも愛される存在でした。本作のファミリー、ワーナー・ブラザース・テレビジョン、およびDCユニバースのメンバー全員、エグゼクティブプロデューサーなど全員より、お悔やみを申し上げます。そして心からの愛とサポートを彼の遺族と友人に送ります」

1990年代半ばからこの業界に身を置いていたウォーレンは、映画『IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。』やSFドラマ『11/22/63』など80本を超える作品の特殊効果部門で活躍。シーズン1がNetflixで配信中の『Titans』以外の新作としては、11月1日(金)公開予定の『IT』の続編、デイヴ・バウティスタ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)主演のアクションコメディ映画『My Spy(原題)』にも参加していた。

アカデミー賞作品賞、監督賞などを受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』やホラードラマ『ストレイン』で彼と一緒に仕事をしていたギレルモ・デル・トロも、以下のようにコメントを寄せている。「ウォーレンはこれからもずっと愛され、人々の記憶に残るだろう。彼は我々の業界にとっての核であり、誰からも愛されていた」

素晴らしい作品の数々に貢献してくれたウォーレンの冥福をお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)

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『Titans/タイタンズ』