マーベル『レギオン』最終章、『テラスハウス』出演者がキーマンに!

マーベル映画『X-MEN』の世界を米FXがドラマ化した『レギオン』は、壮大な世界観を継承するSFサイコスリラー。本国アメリカにて2017年2月に放送が始まった本作は、今年6月から最終章となるシーズン3に突入。ファイナルシーズンでは、リアリティ番組『テラスハウス』出演のローレン・サイ演じる新キャラクターが重要な鍵を握る。

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X-MENリーダーの息子、知られざる能力に開眼

幻覚や幻想に悩むデヴィッド(ダン・スティーヴンス)は若くして統合失調症と診断され、精神病院に入院すると、同じ入院患者のシド(レイチェル・ケラー)に一目惚れ。二人がキスした瞬間、肉体と精神が入れ替わる。実はシドの正体は、入れ替わりの能力を持つミュータントだった。

ストーリーが進むにつれ、デヴィッド自身も単に精神の不調をもてあます身ではないことが判明する。彼は「レギオン」と呼ばれる強力なミュータントであり、実の父親はX-MENの創設者であるプロフェッサーXだったのだ。デヴィッドは強力な念動力を生かし、シドたち仲間とともに、闇のミュータント、シャドウ・キングとの闘いを繰り広げる。シーズン3では時空を操る新たな仲間スウィッチ(ローレン・サイ)が登場。これまでのスタイリッシュな映像美だけでなく、複雑で興味深いストーリー構成を楽しめるよう進化を遂げた。

クリエイティブな実験作

多くのスーパーヒーローものとは趣向が異なり、デヴィッドの精神世界の描写が目立つ本シリーズ。シーズン2ではそれまで積み上げてきた世界観を大胆に壊し、善悪の価値観を反転させて視聴者を驚かせた。マーベルのロジックを受け継いだというよりは、製作・脚本を担当するノア・ホーリー(『FARGO/ファーゴ』)が大胆な実験を繰り広げたかのような内容だ、と米Hollywood Reporter誌。シーズン3でも"ホーリー節"が鳴りを潜めることはなく、各話にクリエイティブなエネルギーがみなぎっていることは疑う余地もない、と同誌は述べている。原作ファンの中には本作に眉をひそめる向きがあるのも事実だが、同誌は絶え間なく愉快でクリエイティブな作品だとポジティブに受け止めている。

強力なテレパスであるデヴィッドは、仲間に対して洗脳やレイプなどの悪行を重ねるという、視聴者が必ずしも感情移入できない主人公だ。それを考慮してか、新シーズンはシドら女性キャラクターの視点が増えたと米Indie Wireは指摘。主役以外の立場で物語を見つめるという珍しい構成になっている。

その視点の一人となるのが、シーズン3から登場するミュータントのスウィッチだ。タイムトラベルの能力を持つ彼女は、ストーリーを進める上で欠かせない存在となる。演じるサイは日本で活躍するモデル兼イラストレーターで、2016年11月からNetflixで配信中のリアリティ番組『テラスハウス ALOHA STATE』に出演していた。

オープニングシーンでスウィッチは、通常の人々には認識することのできない時空の穴を旅し、はるか先の時間へと時を駆け抜ける。このシーンはタイムトラベルの仕組みを視聴者に提示すると同時に、非常に美しく描かれている、とIndie Wire。これ以上は初見の楽しみを奪うので書けないが、とても魅力的であり、シリーズで最高のエピソードの一つに数えられる、と絶賛している。

スウィッチについてはHollywood Reporter誌も「かけがえのない新キャラクター」と述べ、その役どころの重要性を強調。新キャラクターといえば、この最終シーズンではついにX-MENのリーダーであるプロフェッサーXが登場し、デヴィッドの精神世界の謎に迫る見逃せないシーズンとなっている。

『X-MEN』からの初TVシリーズ『レギオン』は、米FXでシーズン3が放送中。日本では、8月9日(金)からFOXチャンネルにて放送される。(海外ドラマNAVI)

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ローレン・サイ
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