約200人の乗った飛行機、828便が飛行途中で一瞬、激しい乱気流に遭うものの無事に到着する。しかし、着いてみると世界では5年半もの時が経っていた。さらに彼らは不思議な"声"が聞こえたり"ビジョン"が見えるようになり...。「浦島太郎」とSFミステリードラマ『4400 未知からの生還者』を彷彿とさせるSFサスペンスドラマ『MANIFEST/マニフェスト』が、10月15日(火)からスーパー!ドラマTVにて日本初放送となる。ロバート・ゼメキス(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』)製作総指揮の本作からキャスト、スタッフ、声優のインタビューをお届けしていこう。ラストとなる第6回に登場するのは、吹替版でベン・ストーンの声を担当する森川智之さん。ベンを演じた感想や作品の見どころについて語ってくれた。
――ベン・ストーンを演じられていかがでしたか?
普通の家庭の普通の父親に襲いかかった災難にどう対応していくか、828便の乗客とそうでない人たちとの間にできる心のズレや距離が、とてもリアルに描かれていて、演じていて楽しかったです。
――ベンを演じる上で難しかった点、ご自身なりに工夫された点は?
ベンはグレースとの夫婦仲も良く、模範的な父親ですが、白血病の息子のカルがいるので、彼の心のバランスやカルを気遣う表現にはとても気を付けましたし難しかったです。工夫した点は、ただリアルに演じようと思いました。
――ベンとご自身で似ている点・共通する点(性格など)はありますか?
特にありませんが、家族や大切な人たちを守るというのは、当然のことだと思います。
――本作の吹替をされて感じた面白さや、一番の見どころ、あるいはお気に入りのシーンを教えてください。
次回はどうなっていくのかとハラハラドキドキしながら収録しています。特にベンは、グレースとの関係や、妹のミカエラ、息子のカル、828便の他の乗客たちとの関係など、人間関係が複雑に描かれているので、自分だったらどう行動するかなと想像しながらベンと向き合っています。
一番の見どころは、機内での乱気流に襲われるシーンが本作では何度も描かれますが、乗客ごとにピンスポットを当てた表現があるところですね。それによって主人公のミカエラやベンだけでなく、828便の乗客一人ひとりに物語があることを描いている、細やかなリアルさでしょうか。お気に入りのシーンは、夫婦の溝と絆を描いているところ、詳しくは内緒です(笑)
――乱気流に見舞われた飛行機が着陸したら、5年半の歳月が流れていた、という本作のストーリーにちなみ、5年後のご自身はどのようになっていると思われますか?
5年後は何も変わっていないと思います。強いて言うならば、もう少しゆったりとした時間をプライベートで過ごせていればいいですね。
――最後に、これから作品をご覧になる方へメッセージをお願いします。
みなさんが飛行機に乗って乱気流に遭い、着陸したら5年後だった...さあ、どうします? あなたも828便の乗客になったつもりでご覧ください。
■『MANIFEST/マニフェスト』放送情報
スーパー!ドラマTVにて10月15日(火)22:00より独占日本初放送スタート!
[二]毎週火曜 22:00~
[字]毎週火曜 24:00~
公式サイトはこちら
<『MANIFEST/マニフェスト』インタビューリレー>
【1】メリッサ・ロクスバーグ(ミカエラ・ストーン役)「無料航空券なんて受け取っちゃダメよ!」
【2】ジョシュ・ダラス(ベン・ストーン役)「『LOST』と『THIS IS US』を掛け合わせたようなドラマ」
【3】ジェフ・レーク(製作総指揮)「先の展開?僕自身はいろいろ知ってるよ」
【4】ロバート・ゼメキス(製作総指揮)「視聴者が楽しめる要素がすべて詰まっている」
【5】三森すずこさん(ミカエラ・ストーン役)「リアリティもあるけど、ファンタジックでミステリーもあって面白い」
Photo:
森川智之さん
『MANIFEST/マニフェスト』
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