非武装地帯のNYが舞台のDCコミックス「DMZ」、新配信サービス「HBO Max」でドラマ化

米ワーナーメディアによる新配信サービス「HBO Max」で、アメリカで二度目の内紛(第二の南北戦争)が起きた世界を描くDCコミックス「DMZ」のドラマ版が製作されることが明らかとなった。米TV Lineが報じている。

ブライアン・ウッド&リカルド・ベルキエリによるコミックスをドラマ化する『DMZ(原題)』の舞台は、未来のアメリカで第二次南北戦争が起きたことで非武装地帯となり、外界から孤立したNYのマンハッタン。離れ離れになった息子を必死に探しながら人々の命を救う女性衛生兵の過酷な旅を追い、無法地帯で土地を支配するギャングや民兵、扇動者や軍事指導者と争うようになった彼女が、人々が失ってしまった希望の光になっていく様子が描かれる。

バイク団の抗争を描く犯罪アクションドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』や、米HBOのSFドラマ『ウエストワールド』などで脚本を手掛けたロベルト・パティーノが、脚本・製作総指揮・ショーランナーを担う。また、Netflixの実話を下敷きにした衝撃作『ボクらを見る目』でクリエイターを務め、『グローリー/明日への行進』でアフリカ系女性監督として初めてアカデミー賞監督賞にノミネートされたエヴァ・デュヴァネイがメガホンを取り、製作総指揮も兼任する。

2020年初旬から『DMZ』のパイロット版の撮影が開始され、「HBO Max」のサービスは同年春よりスタートする予定。

すでに「HBO Max」では、ギリシャ神話をモチーフにしたファンタジードラマ『Circe(原題)』『ゴシップガール』のリブート版、大人気シットコム『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のケイリー・クオコが主演するサスペンスドラマ『The Flight Attendant(原題)』、映画『砂の惑星』のドラマ版『Dune: The Sisterhood(原題)』といったシリーズ多数の製作が進行中だ。

『DMZ』に出演するキャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ブライアン・ウッド公式サイトより