シーズン6で終了の『ヴァイキング ~海の覇者たち~』がNetflixにて続編製作決定!

中世ヨーロッパを舞台に、北欧を中心に活動していたヴァイキングたちを描いたヒストリーチャンネルの人気ドラマシリーズ『ヴァイキング ~海の覇者たち~』。シーズン6で幕を閉じる予定だった本作が、なんとNetflixにて続編が製作されることが明らかになった。米Deadlineが報じている。

全20話構成のファイナルとなる『ヴァイキング ~海の覇者たち~』シーズン6は、米国で12月4日(水)から放送スタート予定。2020年中には最終話を迎えるわけだが、Netflixは『Vikings: Valhalla(原題)』というタイトルの続編を、全24話構成で製作を進めているという。

映画『ダイ・ハード』『沈黙の断崖』の脚本家であるジェブ・スチュアートがペンを取るこの新作は、オリジナル版から100年後を舞台に、実在した最も有名なヴァイキングであるレイフ・エリクソン、フライディス、ハラルド・ハラダ、イングランド王のウィリアム1世(バイキングの子孫)らの冒険を描く。物語に登場する男女は、絶え間なく変化し進化するヨーロッパに置ける生存競争において、新しい道を切り開いていく。

続編でも『ヴァイキング』のマイケル・ハーストがクリエイターとして名を連ね、スチュアートとハースト、そしてモーガン・オサリヴァンが製作総指揮も務める。現時点では、続編のキャストなどに関しては明らかになっていない。

今年1月に『ヴァイキング』が6シーズンで終了すると報じられた際には、ハーストと製作会社MGMがMGM TVでの更新を考えていると言われていた。だが、世界規模で会員を保持するNetflixが、今回この続編製作の権利を獲得したようだ。また今回発表された全24話というのは、Netflixのオリジナルコンテンツの平均話数が8~10話からすると珍しい。

今回の続編製作を受けて、クリエイターのハーストは「ヴァイキング伝説の継続を発表できて、非常に興奮しています。MGMとNetflixが我々の作品への信念を持ってくれていることで、世界中の何百万人ものファンが喜ぶでしょう。本当に素晴らしい脚本家であるジェブ・スチュアートは、歴史上知られている最も有名なヴァイキングについての新しいストーリーラインとパワフルで本質的なビジョンを描いていきます」と喜びを語った。

MGM社長のスティーヴ・スタークも声明を発表。「素晴らしいヴァイキングの世界の次なる章で、ハースト、オサリヴァン、スチュアート、Netflixと提携できることを嬉しく思います。この新作は関係者全員の愛によって出来上がったものであり、この偉大な物語の続きを楽しみにしております。世界中のファンの皆さんに、Netflixという新たなプラットフォームでシリーズをお届けできることに興奮しております」

またNetflixの副社長チャニング・ダンゲイは、「この作品は、ファンが期待しているもの全てを含んだものとなります。家族を照らす光、忠誠心、そして権力を明るみに出す愛に、激しいアクション、個性豊かなキャラクターに大胆な展開です」と述べた。


オリジナル版は、シーズン1の放送当初よりヒストリーチャンネルで過去最高記録を打ち出した大ヒットドラマ。主人公が入れ替わるなどしても、その人気は衰えることはなかった。その続編がさらにエピソード数を増やして、製作されるとなると期待も膨らむだろう。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ヴァイキング ~海の覇者たち~』