『The Boys』出演で開眼!?サイモン・ペッグが『グッド・オーメンズ』作者の小説をドラマ化!

リブート版『スター・トレック』シリーズでエンタープライズ号の乗組員スコッティを演じるほか、『ミッション:インポッシブル』シリーズのベンジー役でも知られるサイモン・ペッグ。脚本家・プロデューサーとしても活躍する彼が、英作家ニール・ゲイマン(『グッド・オーメンズ』『アメリカン・ゴッズ』)の小説を映像化することが明らかになった。米Hollywood Reporterが報じている。

サイモンは、コメディ映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』で共演してきたニック・フロストとともに、2017年にプロダクション会社「Stolen Picture」を立ち上げており、同社が2013年に出版されたゲイマンの小説「Ocean at the End of the Lane」をドラマ化するという。

原作では葬儀のために故郷へ戻った男性が過去の出来事に想いを馳せ、アイデンティティの探求や子ども時代と成人時代の断絶といったテーマが取り上げられる。

サイモンとニックはさらに、1960年代に出版されたハリー・ハリスンのSF小説「テクニカラー・タイムマシン」のドラマ版も製作予定。本作は、マッド・サイエンティストやカウボーイ、ヴァイキングの助けを借りて、冴えない映画監督が自分の仕事を救おうとするストーリーだ。

これまで映画界を中心に活躍していたサイモン。しかし、今年7月に配信されたAmazon Prime Videoのオリジナルドラマ『The Boys ザ・ボーイズ』に出演したことから、スーパーヒーロー映画などの大作に独占されて「死にかけている」映画界よりもドラマ界の方がクリエイティブ的に冒険できる楽しさがあると語っている。


「TVでは何でも可能に思える。これまでは野心的な銀幕のイケてない従弟みたいだったTVが業界をリードするようになり、充実した作品を数多く提供している。多くの俳優が映画界から移ってきているのは、そこならちゃんとした演技ができるからなんだ。映画ではタイツを履いて飛び回るだけだからね」と述べており、ドラマが持つ可能性に惹きつけられているようだ。

俳優としてのサイモンは、再びニックと組んで主演・製作を担う米Amazon Prime Videoの新作コメディホラードラマ『Truth Seekers(原題)』が待機中で、『スター・トレック』シリーズ第4作にもカムバックすることになっている。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『The Boys』公式Instagram