Netflixの新作ミュージカル・ドラメディ『サウンドトラック』で使用できなかった2曲

Netflixの新作ドラマ『サウンドトラック』はおなじみのヒット曲の数々がフィーチャーされるミュージカル・ドラメディ。だが、クリエイターがどうしても使いたかったのに不可能だった2曲があったと明かした。米Entertainment Weeklyが伝えている。

『サウンドトラック』は、『ゴシップガール』や『クワンティコ』のジョシュア・サフランが手掛けるミュージカル・ドラメディ。現代のロサンゼルスに生きる二人の音楽アーティストが、人生を左右する運命的な出来事に翻弄される姿を描く。

そして、本作の特徴の一つが、登場キャラクターが既存のヒット曲を口パクで歌いながらストーリーが進行するスタイルで構成されていること。サフランは今回、劇中で使えなかった2曲を明かした。

「一つは、ジャスティン・ティンバーレイクの「Cry Me a River」だ。60組のうちで断られたのが、7組のアーティストだけだったなんてクレイジーだよね。ジャスティン以外のアーティストは理由を教えてくれたのに、彼だけ返事がなかった。"プロジェクトに興味がない"とか"自分の曲から新しい歌を作るな"とか、"口パクの意味が分からない"といった理由もなく音沙汰なしだったんだ。大勢の素晴らしいアーティストが承諾してくれたから、返事がないのは少し奇妙だったよ」

2曲目はテイラー・スウィフトの「Delicate」だという。しかしテイラーの場合は、本人から使用許可を得られたものの著作権料が高くつき、製作費用を削減するために曲の使用を諦めなければならず、かなり後ろ髪を引かれる思いになったとサフランはコメントした。

また本作ではヒットソングが口パクで流れるだけでなく、人気シングルを組み合わせたマッシュアップなども投入されている。

偶然の出会いをきっかけに恋に落ちる主人公サムソン・ヒューズを演じるのは、アクションドラマ『ザ・ラストシップ』でオコーナーを演じたポール・ジェームズ。相手役のネリー・オブライエン役には、映画『ラ・ラ・ランド』や『アンダー・ザ・シルバーレイク』に出演するキャリー・ヘルナンデスがキャスティングされている。

どんな曲が使われているのか楽しみな、新感覚の音楽ドラメディ『サウンドトラック』はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルドラマ『サウンドトラック』