英国貴族たちの世界の表と裏を描いて話題を呼んだ英ドラマ『ダウントン・アビー』の映画版の続編について、クリエイターがその製作開始時期についてコメントしていることがわかった。米Deadlineが報じている。
TV批評家協会の冬季プレスツアーで、ドラマ&映画版『ダウントン・アビー』でクリエイターを務めるジュリアン・フェロウズが、米Epixと英ITV製作による新作ドラマ『Belgravia(原題)』をプロモーションするために登壇した。
その際に、いつ映画版『ダウントン・アビー』続編の脚本を執筆し始めるのかと質問されたフェロウズが、「ちょっと時間をくださいよ。『The Gilded Age(原題)』の脚本の執筆が終わるまでは無理です」と答えていたという。
米HBO製作による新作ドラマ『The Gilded Age』は今年の後半に撮影開始が予定されているとのことで、ということは、フェロウズが映画版『ダウントン・アビー』続編の脚本に手を付けられるのはそれ以降ということになる。早くて今年後半の製作スタートになりそうだ。
1880年代のニューヨークを舞台にした『The Gilded Age』は、富豪と権力者たちの浮き沈みが描かれる歴史ドラマ。南部に住む将軍の娘で、孤児となった若きマリアン・ブルックがニューヨークに暮らす叔母の家に身を寄せ、社交界を上り詰めていく姿が描かれる。
『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』で主人公ダイアン・ロックハートを演じるクリスティーン・バランスキーが、頑固な貴族のアグネス・ヴァン・レイン役で出演。『SEX AND THE CITY』のミランダ役でおなじみのシンシア・ニクソンがアグネスの姉妹アヴァ・ブルック役に扮するほか、アマンダ・ピート(『トゥゲザーネス』)とモーガン・スペクター(『HOMELAND』)も出演。フェロウズはキャスティングに満足していて、作品としても良い形になっているともコメントしていた。
そして、『Belgravia』はフェロウズが執筆した歴史小説のドラマ版となり、権威ある一族と成金の衝突が描かれ、米Epixと英ITVにて2020年内に放送開始予定だ。
ドラマ版『ダウントン・アビー』は2010年より6シーズンにわたり放送され、その続編となる劇場版は1月10日(金)より全国公開中。劇場版公開を記念してBS10 スターチャンネルで1月22日(水)から全シーズンのレギュラー放送もスタートしている。(海外ドラマNAVI)
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