『ビバヒル』シャナン・ドハティ、がん再発...ステージ4を隠しつつリブートに出演していた

毎年2月4日はワールドキャンサーデー(世界対がんデー)として知られるが、この日に衝撃的な告白がなされた。1990年代に大ヒットした青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のブレンダ役で知られ、主要キャストが集結したリブート版『ビバリーヒルズ再会白書』にも出演しているシャナン・ドハティが、乳がんが再発し、そのステージ4であることを発表した。米TV Lineが報じている。

シャナンは2015年に乳がんと診断された後、手術や抗がん剤・放射線治療を続け、2017年4月には寛解状態になったと報告していた。その1年後には、いくつかの腫瘍マーカーテストのうち一つの数値が高かったが、まだ寛解状態のままだと医師からは告げられていたという。だが今月4日(火)、朝のニュース番組の中でシャナンは病状が実は悪化していたことを告白した。

「いつかはバレてしまうと思うから言うけど、乳がんが再発したの。ステージ4よ。1年前に分かったの。今でも自分の中できちんと折り合いがつけられていないから、内緒にしておこうと思っていた。"なんで私が?"とは思わない。だって、じゃあ誰だったらこんな目に遭っていいの? 誰も遭うべきべきじゃないのよ。心配だったのは、どうやって母や夫に伝えようかということだった」(下の動画のシャナンのインタビューは、0:30頃から)


涙目で語るシャナンは、インタビュアーから「誰にも言わなかったなんて。一人で抱え込んでいて、よくリブートの撮影を頑張れましたね」と言われ、昨年3月に脳卒中で急逝した元共演者、ディラン役のルーク・ペリーについて言及。「がんだと言われた私でなく、健康そうだった別の人(ルーク)がいきなり先に逝ってしまって、変な感じだったわ。とてもショックだった。だから、彼のためにリブートに出演したの。それにステージ4でも毎日16時間の撮影もできたし。そんな私の姿を見て、同じ状況にある他の人も自分もまだ仕事ができると思ってくれるかもしれないでしょう。そんな風に、たとえステージ4と宣告されても、人生は終わりだと考えないでほしいの」

また、リブート版の共演者の中で一人だけには病状を打ち明けていたという。「(デビッド役の)ブライアン・オースティン・グリーンにはすぐに話したの。そしたら彼はいつも撮影の前に"何があっても僕がついているからね"と言ってくれたわ。ルークについても二人でよく話したの」

今回公表した背景には、2018年に起きた山火事による自宅への被害をめぐる保険会社との争いもある。これが裁判となれば自分の病状などが全て公になってしまうため、その前に自分の口で発表したかったとシャナンは語る。

「自分のことだから自分の口から言いたかったの。(病気については)恐ろしい。とても怖いわ。母は誰よりも勇敢な人だけど、夫のことが心配なの。私が今一番望むのは、何か大きなことでみんなの記憶に残りたいということ。単なるシャナン・ドハティではなくてね」

リブート版で元気そうに見えたが、実はその裏では大変な状態にあったシャナン。がんのステージには0から4までの5段階があり、ステージ4は、最初に発生した部位から転移し、最も病状が進行した状況を意味する。この病と5年前から闘い続けている彼女の病状が少しでも良くなることを願いたい。

シャナンも出演している『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』『ビバリーヒルズ再会白書』はHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)

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『ビバリーヒルズ再会白書』
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