人気法廷ドラマ『アリー・myラブ』『ボストン・リーガル』『ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル』などを手掛けた、敏腕クリエイターのデイビッド・E・ケリー。元弁護士という経歴を生かして法律関連の作品を得意とする彼だが、米ABCで私立探偵を主人公にしたドラマ『The Big Sky(原題)』を製作することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
『The Big Sky』の原作は、私立探偵キャシー・デウェルを主人公にしたC・J・ボックスによる小説シリーズの1作目「The Highway(原題)」。キャシーは元警官のジェニー・ホイトを相棒に、モンタナ州の高速道路でトラック運転手に誘拐された二人の姉妹の捜索を開始。事件を捜査するうち、キャシーとジェニーはその地域で姿を消したのは彼女たちだけではないことに気付き、新たな被害者が出る前に殺人犯を食い止めようとする。2013年にスタートした小説シリーズは、2019年までに4冊が出版されている。
ケリーが脚本・製作総指揮・クリエイターを担う。リーガルドラマ『弁護士ビリー・マクブライド』でケリーと組んだロス・ファインマン、そして原作者のボックスも製作総指揮に名を連ねる。
もともと『The Big Sky』は2年前に米Epixにて企画が進んでいたが実現せず、『ボストン・リーガル』『ザ・プラクティス』でもケリーと組んでいたABCで最終的に製作されるに至ったとのこと。
1986年に法律ドラマ『L.A. LAW/7人の弁護士』の脚本家としてハリウッド入りしたケリー。法律ドラマを数多く製作する一方で、群像劇の医療ドラマ『シカゴ・ホープ』や、スティーヴン・キングの小説をドラマ化したサスペンスドラマ『ミスター・メルセデス』、女性たちの秘められた顔を殺人事件を交えて描く『ビッグ・リトル・ライズ』などでも指揮を執っている。
すでにシリーズ化が決定している『The Big Sky』のキャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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『アリー・myラブ』
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