Disney＋という配信サービスの登場により、ディズニーが数十年間に製作してきた映画やTV番組が当時とは違う世代のファンにも楽しまれている。サービスの開始に合わせ、人気シリーズの続編やスピンオフが多数用意されたが、現在、ディズニーチャンネルの大ヒットシリーズ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』の新シリーズの製作も検討されているという。
これは、『ハンナ・モンタナ』で主演を務めたマイリー・サイラスの実父であり、同作にも彼女の父親役で出演していたビリー・レイ・サイラスが米Hollywood Lifeのインタビューで明らかにしたもの。「前日譚の製作について話し合いがされているんだ。すぐにでもやりたいね」とビリー。「またマレットヘアに戻すことができるんだから」と続編について前向きな姿勢をユーモラスに語り、「そこには（主人公の）マイリーがハンナ・モンタナになるまでの全てのストーリーが詰め込まれるはずだ」とも続けた。
ビリーが演じたロビー・スチュワートは人気のあるカントリースターだったが、妻の死後はビジネスから引退。その後、娘のマイリーがハンナ・モンタナになったことで、つけひげをつけて変装し、ハンナのマネージャーになった。
ビリーは、娘の主演ドラマに父親役でオファーを受けた時の心境も告白。「父親役としてキャスティングされた時、"本物の俳優にやってもらうべきだ。台無しにしたくない。脚本もコンセプトも素晴らしいんだから"と話したんだ。"これはマイリーをブレイクさせてくれる。大ヒットする"とね」
『ハンナ・モンタナ』の前日譚が実現するかはまだ定かではないが、ファンが新シリーズを熱望し続けていたことは確か。
しかし、マイリー本人は2017年に米Peopleに対し「（リブート版は）たぶん（やらないわ）」と返答。「（『ハンナ・モンタナ』をやることになれば）かなりの時間をパパと過ごすことになるの。私のパパは、TVの中でもパパだから。もうパパの時間は足りているわ」と消極的な気持ちを話していた。
もし、前日譚が実現した時、マイリーがどのような形で企画に参加するのかも注目したいところだ。（海外ドラマNAVI）
Photo:『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』(c)2019 Disney
