アメリカを代表するベストセラー作家ジェイムズ・パタースンとビル・クリントン元米大統領が共同執筆し、2018年6月に刊行した最初の週から全米ナンバーワンを記録し大ベストセラーとなった小説「The President Is Missing」。日本では早川書房より「大統領失踪」というタイトルで同年12月に出版した迫真のサイバーテロ小説を米Showtimeでドラマ化するというニュースは当サイトでも以前お伝えしたが、その出演キャストが新たに明らかとなった。米TV Lineが報じている。
Showtimeがドラマ化をすすめている『The President Is Missing（原題）』に出演するのは、『プリズン・ブレイク』で脱獄した主人公マイケルたちを追い詰めるシークレット・サービスのポール・ケラーマン役で注目されたポール・アデルスタイン。
本作の主人公は、思いがけず初任期の半ばにして大統領に昇進した、無力で政治的な指針を持たない副大統領。彼はホワイトハウスの内外問わず、世界を脅かす危機や秘密に直面し、彼の周りで渦巻くスキャンダルや陰謀に翻弄され、敵だけでなく味方にも攻撃されてしまう。こうして、副大統領は目立たぬよう政界を生き抜くか、それとも芽生え始めた自尊心に基づいて立ち向かうか、究極の選択を迫られる――というストーリー。
ポールは新大統領の賢明で忠実な参謀長役を演じ、すでに大統領役には『グローリー／明日への行進』などに出演している注目俳優デヴィッド・オイェロウォが決定している。その他に新ファーストレディにメディナ・センホア（『Happy！』）、大統領補佐役にジーナ・ガレゴ（『NYPD BLUE ～ニューヨーク市警15分署』）がキャスティングされている。
製作総指揮に名を連ねるのはクリストファー・マッカリー（『ミッション：インポッシブル／フォールアウト』）、アンソニー・ペッカム（『シャーロック・ホームズ』）ほか。クリントン元大統領とパタースンは、ヘザー・マッカリー（『Persons Unknown ～そして彼らは囚われた』）と共同で脚本を手掛ける予定だ。
人気シリーズ『シカゴ・ファイア』のスピンオフ、シカゴ警察の 特捜班の活躍を描く『シカゴ P.D.』にも昨年出演が発表され、現在全米で放送中のシーズン7から登場しているポール。2007年の人気医療ドラマ『プライベート・プラクティス』で6シーズンにわたりクーパー・フリードマン医師役で出演し、政治サスペンスドラマ『スキャンダル 託された秘密』ではシーズン3から5にかけて副大統領サリー・ラングストンの選挙コンサルタント、レオ・バーゲン役でゲストとして登場。犯罪コメディドラマ『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』などにも出演し、善人から悪役まで手堅い演技を披露して活躍している。（海外ドラマNAVI）
Photo:『プリズン・ブレイク』(C)2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
