【今大注目の魅惑の美女】マーゴット・ロビーの魅力を堪能する8作品　『ハーレイ・クイン』新作も3月公開予定

オーストラリア生まれの29歳、マーゴット・ロビー。清楚系から攻撃的な女性までをバリエーション豊かに演じる、いま人気の女優だ。アクション映画『スーサイド・スクワッド』では、ジョーカーの恋人、ハーレイ・クインとして出演。カワイイ悪女を演じたこの役がヒットし、スピンオフの製作が決定した。主演女優のみならず製作もこなすこの作品は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』と題され、日本でも3月より公開予定となっている。2019年にはハリウッドで最も稼いだ女優トップ10にランクインした彼女の歴代出演作を振り返りたい。

母国オーストラリアでドラマデビュー

『ネイバーズ（原題：Neighbours）』

オーストラリアで放送中のソープオペラ『ネイバーズ』は、1985年から30年以上たった現在も放送されている長寿ドラマ。彼女のキャリアの原点の一つだ。マーゴットは2011年まで、ロックスターの熱狂的なファン・ドナを演じた。当時17歳の彼女は本作のオーデイションで実力を発揮できず、不合格だと思い込んでしまう。気分転換にカナダへ飛んだところ現地で合格の連絡を受け、急遽オーストラリアへ戻り撮影に臨んだという。残念ながら現在大手ストリーミングでは視聴できないが、配信を待ちたい。

『PAN AM／パンナム』

母国で演技の実績を固めたマーゴットは、続いてアメリカデビューに挑戦。2011年から2シーズンが放送された『PAN AM／パンナム（ドラマ）』に抜擢され、新人キャビンアテンダントのローラを演じた。こちらはパンナム航空の機内で巻き起こる人間ドラマを描いた作品。新型機の初就航、パーサーの欠員、スパイの搭乗など異例づくしのフライトを通じ、ロマンあふれる航空産業の表と裏を描く。Amazon Prime Videoで第1話を無料配信中だ。

映画に軸足、魅惑のキレイ系悪女に

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

ドラマで成功を収めたマーゴットは、映画の世界へと次第に軸足を移してゆく。ウォール街の奇想天外な実話を描く2013年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』では、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公の2番目の妻役で出演。ルール無視のブローカーとして巨額の利益を挙げる主人公は、妻のいる身でありながら若い女性と不倫関係に。その相手となるのがマーゴットだ。大金が絡む危険な恋の行方は、Amazon Prime Video、Hulu、Netflixで視聴できる。

『フォーカス』

こうしてマーゴットには、美しくも危険な香りのする女性というイメージが定着。2015年、ウィル・スミス主演のアクション映画『フォーカス』では、手口鮮やかな詐欺師を好演している。ウィル・スミスと詐欺師ペアを結成し、人々の一瞬の隙を狙うというストーリー。華麗な手口と驚きの展開を楽しむエンターテインメント作品となっており、Amazon Prime Videoで配信中だ。

『スーサイド・スクワッド』

続いて2016年には、DCコミックを映画化した『スーサイド・スクワッド』にハーレイ・クイン役で登場。知性あふれる精神科医だった彼女は、闇の支配者・ジョーカーに心を奪われ闇の世界へ堕ちてしまう。危険な犯罪者として隔離されていたところへ、さらに危険なスーパー・ヴィランが登場。アメリカ政府の指令により、危険人物たちの戦闘集団「スーサイド・スクワッド」として戦闘現場に赴くよう命じられる。

歴史モノやロマンスでも活躍

『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

極端なキャラクターで知名度を上げたマーゴットだが、ヒューマンドラマを堪能する各作品でも自然な芝居を見せている。2018年の映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』では、宮中のお家騒動に翻弄されるエリザベス1世を熱演。イングランドの王位継承権をめぐり、主役のスコットランド女王・メアリーと激しい争いを繰り広げる。重厚な映像美で紡がれる壮大な歴史ドラマだ。Amazon Prime Videoで楽しみたい。

『アバウト・タイム ～愛おしい時間について～』

同じくAmazon Prime Videoで配信中の『アバウト・タイム ～愛おしい時間について～』は、2014年のロマンス映画。人生の一部をやり直す能力を得た青年が、幾度となくリトライを繰り返すなかで、本当に大切なものを見つけてゆくストーリー。通常の感動ドラマにタイムトラベルという意外なギミックが仕掛けられており、設定の妙が光る。マーゴットは主人公・ティムの初恋の女性として出演し、その魅力が彼にタイムトラベルを繰り返させることになる。

本年度アカデミー賞にノミネート

『スキャンダル』

そして、フィギュアスケート界を揺るがした「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の中心人物トーニャ・ハーディングの半生を描いた映画『アイ,トーニャ　史上最大のスキャンダル』での主演に次いで2度目のアカデミー賞ノミネートとなった映画『スキャンダル』。全米最大のTV局FOXニュースを牛耳っていたロジャー・エイルズCEOのセクハラ事件告発を描いた実話でマーゴットは、FOXニュースに勤める新人キャスター、ケイラに扮した。セクハラという圧力に直面する女性の姿とその心情をリアルに表現し高い評価を得た本作は、本日2月21日（金）よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開だ。

以上、マーゴット・ロビーの魅力を味わう8作品をピックアップした。前述のように3月20日（金）には『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』の公開も控えており、注目度は高まる一方だ。（海外ドラマNAVI）