共演は別れの予感？『デクスター』『フェリシティの青春』からブランジェリーナまで...共演者キラーなハリウッドスター

今日2月29日は4年に1度やってくる「円満離婚の日」。夫婦の絆を改めて考えるという願いを込めて「二人に、福（29）あれ」と語呂合わせという意味もあれば、「円満離婚は4年に1度ぐらいレアなケースだから」とする説も...。バレンタインデーでは6組の幸せなカップルたちを紹介したが、今回は共演者と結婚するも残念ながら離婚に至ってしまった俳優たちをご紹介しよう。共演をきっかけに私生活でも恋に落ちるスターたちは次の恋もやっぱり共演者...という「共演者キラー」な俳優が意外と多いのもまた事実。せめて円満離婚で次の共演、いや恋に進んで欲しい！

◆『デクスター　～警察官は殺人鬼』マイケル・C・ホール＆ジェニファー・カーペンター

人気サスペンスドラマ『デクスター』でマイアミ警察殺人課の血痕分析官デクスター・モーガンを演じたマイケル・C・ホールとそのその義妹で刑事デボラ・モーガンに扮したジェニファー・カーペンター。2006年から始まった本作での共演をきっかけに2008年12月に結婚した二人だが、その3年後の2011年12月に離婚した。シリーズは2013年に幕を閉じ二人ともファイナルシーズンまで出演している。

実はマイケルは4年間の結婚生活の末2006年に離婚したミュージカル女優で最初の妻エイミー・スパンガーとも2002年の舞台「シカゴ」で共演後結婚している。

2010年にホジキンリンパ腫の治療を受けていることを公表したマイケルは、身体的にも精神的にも闘病の支えになってくれたのはジェニファーだと明かしており、離婚後も仲睦まじい姿が報道されていたので円満離婚だったと言えるのでは。

その後2016年2月にマイケルは小説家のモーガン・マクレガーさんと再婚、ジェニファーも同年5月にフォークロックバンド、ジ・アヴェット・ブラザーズのリードボーカルであるセス・アヴェットと再婚、1児の母となっている。

◆『フェリシティの青春』スコット・フォーリー＆ジェニファー・ガ―ナー

1998年から2002年まで放送された情熱的でひたむきな大学生フェリシティの恋やキャンパスライフを描いた青春ドラマ『フェリシティの青春』。本作でフェリシティの友人ノエル・クレーンを演じて全4シーズン出演したスコット・フォーリーと、ノエルの元恋人ハンナ役でシーズン1とシーズン4にゲスト出演したジェニファー・ガ―ナー。二人は本作での共演をきっかけに2000年に結婚、残念ながら2003年には別居を発表し2004年に離婚した。

二人の離婚理由は「和解しがたい不和」だと申請書類に記載されていたが、後にジェニファーは当時を振り返り「スコットと私はハリウッドという世界の犠牲になったんだと思う。私たちを取り巻く全てが凄いスピードで過ぎていった。深く考えずに終わらせた方が良いと思ったの。もし生まれ育った場所（ウェストバージニア州）で暮らしていたなら、離婚していなかったと思う」と語っている。スコットは離婚成立直前の2003年10月、米TV Guideの取材に対して「（離婚は）誰のせいでもない。不倫とかそういう理由じゃない。ジェニファーはもの凄いスターになったんだ」と、ジェニファーを応援しつつも、名声が二人の間に及ぼした影響について暗に示唆した。

その後スコットは2003年にTVコメディ『The Help（原題）』の収録で出会ったマリカ・ドミンスク（『ブラザーズ＆シスターズ』）と2007年に再婚し3児の父に。結婚後だが、マリカは『グレイズ・アナトミー』シーズン13に教育コンサルタントのイライザ・ミニック役で、スコットはシーズン7とシーズン8に難病を患った患者ヘンリー・バートン役で共演とはならなかったが同じ作品に出演している。

ジェニファーはスコットとの離婚直後の2003年から2004年にかけてドラマ『エイリアス』の共演者マイケル・ヴァルタン（マイケル・ヴォーン役）と短期間だが交際していたことを公にしている。

その後、2001年の映画『パール・ハーバー』と2003年の映画『デアデビル』で共演した後交際に発展したベン・アフレックと2005年に再婚。3児をもうけたが、2018年に離婚に至った。ベンの浮気報道などがあったものの、アルコール依存症のリハビリをする彼を支えたり子どもを共同養育するなど、離婚後も良好な関係を保っていることが伺える。

◆『恥はかき捨て』ジェームズ・マカヴォイ＆アンヌ＝マリー・ダフ

『シェイムレス 俺たちに恥はない』の元となった英Channel4で2004年から2013年まで全11シーズン放送されたドラマ『恥はかき捨て』。本作でフィオナを演じたアンヌ＝マリー・ダフとスティーヴ役ジェームズ・マカヴォイが結婚したのは2006年のこと。10年の結婚生活で1児をもうけたが、2016年に離婚。二人は共同で「とてつもない悲しみと共に、私たちは離婚する決断に至りました。今後もお互いへの友情、愛情、そして敬意を持ち続け、共に息子を育てていくことに焦点を置きながら、人生の次の章に移ります」とコメントを発表し、円満離婚を強調した。

しかしおしどり夫婦として知られていたカップルの突然の離婚は世間を騒がせ、またその数日後、映画『X－MEN：アポカリプス』で共演したアレクサンドラ・シップ（ストーム役）とジェームズの仲睦まじい様子がスクープされたため、ジェームズの共演者との熱愛が離婚の一因だったのではと憶測が飛び交った。

そして昨年、2017年公開の映画『スプリット』の撮影中に出会ったというリサ・リベラティさんと3年におよぶ交際の末結婚したことが友人筋の話として英Mirrorなど複数のメディアで報道されたが、これに対してジェームズ本人たちからのコメントは発表されていない。

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Happy birthday beautiful.

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【番外編】泥沼離婚... 『Mr.&Mrs. スミス』ブラッド・ピット＆アンジェリーナ・ジョリー

2005年公開の映画『Mr.&Mrs. スミス』の共演で恋に落ちたブラッド・ピット＆アンジェリーナ・ジョリー。アンジーは、最初の夫ジョニー・リー・ミラー（『エレメンタリー　ホームズ＆ワトソン in NY』）とは映画『サイバーネット』で、2番目の夫ビリー・ボブ・ソーントン（『弁護士ビリー・マクブライド』）とは『狂っちゃいないぜ』で共演してくっついたという共演者キラーとしても知られる。当時ブラピには『フレンズ』のジェニファー・アニストンという人気女優の妻がいたことから二人の仲は格好のマスコミの的に。当初二人は交際の事実を否定していたが、2005年1月、ブラピはジェニファーとの別離を発表。同年に離婚が成立すると二人の仲は公になり、アンジーも後に撮影中に恋に落ちたことを認めた。

養子、実子を含めて6人の子どもの親である二人は精力的に慈善活動や映画制作などを行い、2012年に婚約、2014年に結婚。長い時間をかけて絆を築き上げてきたように思えたが、挙式から1年弱で夫婦一緒の姿を公の場で見られることがなくなってしまう。二人一緒の最後のレッドカーペットは、アンジーが監督と脚本を手掛け、『Mr.&Mrs. スミス』以来の二人で主演を務めた映画2016年公開の『白い帽子の女』。

この作品は不仲な夫婦を淡々と描いた作品で、二人がハネムーンを過ごした想い出の地である地中海のマルタ島で撮影をして夫婦役を演じたが、皮肉なことにこの後すぐにアンジーが「妥協できない相違」を理由に離婚を申請。ブラピの児童虐待疑惑や親権問題などが未解決のまま揉め続けたのは記憶に新しいだろう。2020年現在まだ二人は正式には離婚していない。親権や財産分与でまだ合意に至っていないとみられているが、法的には独身と同じ扱いの「分岐手続き」が2019年4月に受理された。