『レイ・ドノヴァン』が終了したリーヴ・シュレイバー、次の役は実在のテニスコーチ!

ハリウッドを舞台にした米Showtimeの犯罪ドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』が、先日全米で放送されたシーズン7をもって終了するとのニュースは当サイトでもお伝えした通り。同作に主演していたリーヴ・シュレイバーが、伝記映画『King Richard(原題)』で実在のテニスコーチを演じることが分かった。米Hollywood Reporterが報じている。

『King Richard』は、テニス界の女王であるセレナ&ビーナス・ウィリアムズを天才テニスプレイヤーに育て上げた彼女たちの父親、リチャード・ウィリアムズの人生を描く映画。セレナといえば、大坂なおみが日本人初のグランドスラム優勝を成し遂げた2018年全米オープンの決勝の相手としてもおなじみだろう。

リーヴは、世界1位に輝いた名選手たち、ジョン・マッケンローやピート・サンプラスを指導した著名なテニスコーチのポール・コーエン役で出演するという。

リチャードを演じるのはウィル・スミス(『アラジン』)。ビーナス役にサナイヤ・シドニー(『パッセージ』)、セリーナ役にデミ・シングルトン(『Godfather of Harlem(原題)』)がキャスティングされており、ジョン・バーンサル(『ウォーキング・デッド』)やアーンジャニュー・エリス(『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』)、スージー・アブロマイト(『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』)なども出演する。

レイナルド・マーカス・グリーン(『Top Boy(原題)』が監督を務め、ボクシング映画『クリード』シリーズの第3作でペンを執るザック・ベイリンが脚本を手掛ける予定だ。

実はこれまで何度も実在の人物を演じているリーヴ。『ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実』でオーソン・ウェルズを、『大統領の執事の涙』でリンドン・B・ジョンソン大統領を、『ヒットラー 第1章:覚醒/第2章:台頭』でエルンスト・ハンフシュテングルを、『完全なるチェックメイト』でボリス・スパスキーを、『チャンプ』では『ロッキー』のモデルとされるチャック・ウェプナーを、と数々の有名人を演じてきた。

主に映画界で活動し、2013年に主演ドラマ『レイ・ドノヴァン』が始まって以降もその撮影の合間を縫って『チャンプ』『スポットライト 世紀のスクープ』といった映画に出演していたリーヴ。ウェス・アンダーソン監督の新作『The French Dispatch(原題)』も控える彼がまたもや実在の人物に扮するこの新作映画でどんな演技を見せてくれるのか、楽しみだ。(海外ドラマNAVI)

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リーヴ・シュレイバー
(C)Darren Brade