"世界一興味深い男"の異名を持つデンマーク探検家の壮大な人生を描くリミテッドシリーズが製作へ

デンマークの北極圏探検家ピーター・フロイヘンの壮大な人生を描く、新作リミテッドシリーズが進行していることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

1886年生まれで2メートルという長身を誇ったピーター・フロイヘンは、北極圏を探検してナチスと戦ったうえゲーム番組で優勝し、アカデミー賞編集賞を受賞した1933年の映画『エスキモー』に出演するという壮大な人生を送った冒険家だ。だがこれらもフロイヘンが成し遂げた功績の一部にすぎず、"世界一興味深い男"との異名を持つ彼の人生が、リミテッドシリーズで綴られる。現時点ではタイトル・放送局未定。

TV番組『Pillow Talk Show(原題)』でプロデューサーを務め、新作ドラマ『The Forever House(原題)』で製作を担うマックス・バーコウィッツと、彼の兄弟で『Nice Bombs(原題)』などドキュメンタリー作品を多数手掛けたベン・バーコウィッツがクリエイターを務める。

バーコウィッツ兄弟はフロイヘンの孫である同名のピーター・フロイヘンと広範な調査を行い、冒険家のフロイヘンについて綴った複数の伝記の著作権を獲得したとのこと。

ベンはミニシリーズの製作について、次のように意気込みを語った。「ピーター・フロイヘンの人生は、これまでに私が出会ったことがないようなものでした。刺激的かつ複雑で想像を超えるような人生で、世界は彼を閉じ込めようとしましたが、ピーターは一貫して激しく抵抗しました。そんな彼の生き様は信じられないほど現代に通じており、伝えるにはタイムリーな物語だと思います。フロイヘンはいくつもの顔を持った人物で、彼の人生は究極の"陸に上がった河童"の物語になるでしょう。そのストーリーはダークで笑いもあり、深く感動させられる内容で、常に彼は周囲と対立していましたが、部外者であることを恐れることのなかった男の複雑さを強調していると言えるでしょう」

フロイヘンの壮大な人生を描くミニシリーズに出演するキャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ピーター・フロイヘンと妻ダグマー(米The New Yorkerより)