大人気恋愛ホラードラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』でデイモンを演じたイアン・サマーホルダー。Netflixで、再び吸血鬼をテーマにした『V-Wars』に出演しているが、シーズン1で打ち切りになることが明らかになった。米TV Lineなどが報じている。
『V-Wars』は、米ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家ジョナサン・メイベリー著の同名小説を原作とし、人間を血に飢えた吸血鬼に変えてしまう未知のウイルスのせいで、次々と増殖する吸血鬼たちと、生き残った人間との熾烈な闘いを描くものホラードラマ。
配信される前のインタビューでイアンは、「この作品は、今私たち自身の世界で日々論じられている国境、人種差別、病気、恐怖、政治などの問題を扱っています」と語り、「こういった問題は、エコーチャンバー世界で起こっているものでなく、世界中で起こっています。そして、この"ヴァンパイア・ウイルス"は氷河の縮小の結果として発生するのです。氷が溶けて、病原ペスト、ウイルス、細菌が露出し、水疱瘡のように見せかけたペストになるのです」と物語の起源について述べていた。
そんな本作には、イアンの妻ニッキー・リード（映画『トワイライト』）も出演している。ニッキーはイアン演じる医師ルーサーの元妻で、精神を病み、息子の養育権を巡って争っているレイチェルを演じている。おしどり夫婦として知られる二人が、実生活とは真逆の元夫婦を演じているところも見ものだ。
その他の共演者には、エイドリアン・ホームズ（『ARROW／アロー』）、ピーター・アウターブリッジ（『サバイバー：宿命の大統領』）、ローラ・ヴァンダーヴォート（『SUPERGIRL／スーパーガール』）、カイル・ブライトコフ（『ザ・サイレンス 闇のハンター』）らが出演。
一方、同じNetflixのオリジナルシリーズである『ロック＆キー』は、シーズン2への更新が発表された。こちらは、ホラーの巨匠スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルの原作を元に、父親の死をきっかけに移り住んだ屋敷で3人の子どもたちに襲いかかる数々の謎を追ったホラーファンタジー。
ショーランナーのカールトン・キューズ（『ベイル・モーテル』）とメレディス・アヴェリル（『グッド・ワイフ』）は喜びを語った。「素晴らしいコラボレーションで生み出される本作の旅を続けられることに興奮しています。 特にこの苦境の時期に今回の更新決断を下してくれたNetflixのサポートに感謝しております。この刺激的なストーリーの次の章をみなさまにお届けできることを楽しみにしています」
また製作側のNetflix副社長ブライアン・ライトは、「この作品は、予期せぬ展開のたびに世界中の視聴者を魅了しました。私たちはこの作品の製作に参加できたことをとても誇りに思っており、カールトン・キュース、メレディス・アヴェリル、そしてクリエイティブチーム全体がシーズン2に向けて準備しているすべてのことを楽しみにしています」とコメントした。
長男タイラー役のコナー・ジェサップ（『フォーリング スカイズ』）や長女キンジー役のエミリア・ジョーンズ（『プリムストーン』）、末っ子ボード役にジャクソン・ロバート・スコット（『IT／イット"それ"が見えたら、終わり。』）らが出演している。
喜ばしいことにシーズン2への更新が決まった『ロック＆キー』だが、現在その他のプロダクションと同様にNetflixも撮影が中断されているため、次の撮影、配信予定日などは未定だ。
オリジナルドラマ『V-Wars』『ロック＆キー』は、共にシーズン1がNetflixにて配信中。（海外ドラマNAVI）
Photo:Netflixオリジナルドラマ『V-Wars』『ロック＆キー』
