来月からアメリカでスタートする配信サービスHBO Maxが、映画『シャイニング』にインスパイアされたスピンオフをはじめとする2作品を製作し、『11.22.63』や『キャッスルロック』でタッグを組んだ、ホラーの帝王ことスティーヴン・キングとヒット・クリエイターのJ・J・エイブラムスのコンビが復活することがわかった。米Varietyが報じている。
ワーナー・メディアによる新配信サービスHBO Maxで、エイブラムスがキングの小説「シャイニング」で舞台となったオーバールック・ホテルの語られなかった物語を描くスピンオフドラマ『Overlook(原題)』を製作することになった。
「シャイニング」といえば、スタンリー・キューブリックが監督を務め、ジャック・ニコルソンが主演した1980年公開の同名映画があり、ハリウッドのホラー映画史に名を刻む名作としてあまりにも有名だ。
エイブラムスはその他にも、1970年代の米南西部を舞台に、大きくなりつつある犯罪組織で逃走車の運転をするドライバーの人生を描く『Duster(原題)』を製作。同作は、エイブラムスと『ウォーキング・デッド』でペンを執ったラトーヤ・モーガンが脚本を務める。
『Overlook』と『Duster』ともに、製作スタジオBad Robotがプロデュースし、ベン・スティーヴンソン(『キャッスルロック』)、レイチェル・ラッシュ(『BOSCH/ボッシュ』)がエイブラムスと共同で製作総指揮に名を連ねる。
そして今年1月に、エイブラムスがDCコミックス「Justice League Dark」をドラマ化する企画が進んでいると報じられていたが、こちらも正式にGOサインが出たことがわかった。コミックスではジョン・コンスタンティンやスワンプ・シング、デッドマン、ドクター・ミストといったスーパーヒーローが登場しているが、現時点ではドラマ版にフィーチャーされるキャラクターなどの詳細は明かされていない。
新型コロナウィルス(COVID-19)により、映画やドラマシリーズの製作が中断され、数多くの映画の公開も延期されているが、HBO Maxは予定通りに5月にサービスが開始する。(海外ドラマNAVI)
Photo:J・J・エイブラムス(c)JMVM/FAMOUS