2009年からウェブサイト上で連載され瞬く間に大ヒットとなった漫画『ワンパンマン』。TVアニメ化もされている大人気作が、このたびハリウッドで実写版となることが明らかになった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
ONE原作による『ワンパンマン』は2012年からは「となりのヤングジャンプ」で村田雄介作画により連載中。本作は、鍛え過ぎてしまったため、あらゆる敵をパンチ1発(ワンパン)で倒してしまうヒーロー、サイタマが主人公。サイタマはその強さゆえ、もっと手応えのある敵を探していくというギャグアクション。
アニメ版も世界で人気を博している本作だが、今回ソニー・ピクチャーズによって実写映画化が決定した。スタッフも超豪華な顔ぶれが揃っている。
実写とアニメ版『スパイダーマン』シリーズや『ゴースト・イン・ザ・シェル』『アイアンマン』『ヴェノム』などのプロデューサーとして知られるアヴィ・アラッドが製作総指揮を担当。脚本は、映画『ヴェノム』『ジュマンジ/ウェウカム・トゥ・ジャングル』や『暴走地区-ZOO-』などのクリエイター、脚本で知られるジェフ・ピンクナー&スコット・ローゼンバーグのペアが手がける。
ハリウッドでの実写化決定を受けて原作者のONEが自身のツイッターで喜びのコメントを発表。ツイッターのコメント欄にはお祝いの言葉や、早くも誰がサイタマを演じるのかを予想する声で盛り上がりをみせている。
ワンパンマンの実写映画化が決まりました。
皆さまのおかげです!ありがとうございます。
感謝に堪えません。ハリウッドで作られる
サイタマのストーリーがどのような内容になるのか
僕も今からとても楽しみです! pic.twitter.com/CuvBAsnFnZ-- ONE (@ONE_rakugaki) April 22, 2020
漫画版では全世界で3000万部もの売り上げを記録している本作は、第一巻と第二巻はNYタイムズ漫画部門のベストセラーにもなっている。アニメ化だけでなく、ビデオ・モバイルゲーム化もされている本作。関係者によると、ソニー・ピクチャーズは『ワンパンマン』の人気ゆえに、実写映画化に力を入れているだけでなく、フランチャイズの可能性も考えているという。
日本のアニメの実写化には、これまでにもスカーレット・ヨハンソン(『マリッジ・ストーリー』)主演の『ゴースト・イン・ザ・シェル 』があるが、その他にも『スリーピー・ホロウ』などで知られるジョン・チョー主演のNetflixドラマシリーズ『カウボーイビバップ』や、アンディ・ムスキエティ(『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』)が監督を務める『進撃の巨人』の映画版などの製作も報じられている。
これまでの作品と異なりギャグ要素の多い『ワンパンパン』のキャストなども気になるところ。続報が入り次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:原作者ONEの公式ツイッターより