大ヒットリーガルドラマ『SUITS/スーツ』のマイク・ロス役でお馴じみのパトリック・J・アダムスが、主人公である実在の宇宙飛行士を演じる新作ドラマ『マーキュリー・セブン(原題:The Right Stuff)』が10月Disney+(ディズニープラス)で配信決定! 豪華キャストと共に、パトリックが金髪姿になっている映像が解禁された。米Deadlineが報じている。(更新日:9月24日(木)12:00)
『The Right Stuff』は、1983年に映画化され、アカデミー賞作品賞含む8部門にノミネート、作曲賞や編集賞など4部門を受賞したトム・ウルフの同名小説のドラマ化となる。全8話で贈るドラマ版では、アメリカにおける最初のリアリティ番組とも言える競争の世界で宇宙飛行士たちとその家族が一夜にしてセレブになる姿を見ることができる。
主人公は、1962年に米国において初となる地球周回軌道飛行をマーキュリー・アトラス6号で成し遂げた宇宙飛行士ジョン・グレン。ウルフの原作を足掛かりにしたシーズン1は、冷戦の最盛期に米国が有人宇宙飛行計画"マーキュリープロジェクト"を考えたことで旧ソ連との宇宙技術競争が激化していく過程と、米航空宇宙局(NASA)が選抜した"マーキュリー・セブン"と呼ばれる軍のテスト・パイロット7人が、任務を成し遂げる前から英雄になっていく姿が描かれる。
パトリックは、米海軍史上において最高のテスト・パイロットである主人公ジョン・グレンを演じる。パトリック扮するジョンの最大のライバルとなる競争心が激しいアラン・シェパード役には、ドラマ版『リミットレス』で主人公ブライアン・フィンチを演じたジェイク・マクドーマン。そして、マーキュリー・セブンの最年少にして、周囲の予想に反してチームにリクルートされたゴードン・クーパー中佐役に『ワンス・アポン・ア・タイム』のフック船長役コリン・オドナヒューが決まっている。
その他にも、いたずらの才能を持つ競争心に溢れた飛行士ウォーリー・シーラ役にアーロン・ステイトン(『MAD MEN マッドメン』)、他の飛行士たちから「詩人」と呼ばれるスコット・カーペンター役にジェームズ・ラファティ(『One Tree Hill』)、無口だが知性のある飛行士でエンジニアのディーク・スレイトン役にマイカ・ストック(『Bonding(原題)』)、そして2番目に宇宙へと旅立ったテスト飛行士のガス・グリソム役でマイケル・トロッター(『レジデント 型破りな天才研修医』)らが出演する。
さらに宇宙飛行士たちの他に、家族にも注目したい本作。ジョンの妻アニーを演じるのは、『HEROES/ヒーローズ』や『MAD MEN マッドメン』で知られるノラ・ゼヘットナー。ゴードン中佐の妻トゥルーディー役には、映画『フィフティ・シェイズ』シリーズのケイト役エロイーズ・マンフォード。アランの妻ルイーズ役には、『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』のシャノン・ルシオが扮する。
また、本作は米ナショナル・ジオグラフィック製作だが、この秋にDisney+でお目見えすることが決定。ナショジオにとっては初のDisney+配信作品になる。オリジナル作品が少ないDisney+にとっても、現在ドラマなどの撮影が中断している状況下においては、コンテンツを増やすためにこのような判断がなされたようだ。
本作のショーランナーであるマーク・ラファティ(『ホワイトカラー』)は、作品と現在の世の中について語った。「この作品は、私たちが初めて地球という家からの境界の外に出て、未知のものに冒険した瞬間の驚きと畏怖の念を呼び起こすものです。しかし、この作品は歴史的な成果のストーリーというだけではなく、今日の私たちについても同じことがいえるのです。世界が大きな課題に直面している今、この物語は今不可能と思われることが明日の勝利を導く可能性があることを思い出させてくれるものなのです」
Before there was one small step, there was one team of military pilots who made history as the U.S. space program"s first astronauts. The Right Stuff, an Original Series based on the bestselling novel by Tom Wolfe, is coming soon. #DisneyPlus pic.twitter.com/zWuIhMuQBh
-- Disney+ (@disneyplus) May 5, 2020
豪華キャストが出演する『マーキュリー・セブン』は、10月16日(金)よりディズニープラスで独占公開。(海外ドラマNAVI)
Photo:Disney+公式Twitterより