米USAで2009年から6シーズンにわたり放送されたスタイリッシュな犯罪捜査ドラマ『ホワイトカラー』。リバイバルの話も浮上している本作だが、メインキャストたちが自宅からビデオ会議システムを通して再会するスペシャルイベントが行われた。
現地時間5月8日（木）に、チャリティのために行われている「The Stars in The House」という企画に、主人公ニール役のマット・ボマーをはじめ、相棒ピーターを演じたティム・ディケイ、ピーターの妻エリザベス役のティファニー・ティーセン、ニールの仲間モジー役のウィリー・ガーソン、サラ・エリス役のヒラリー・バートン、ダイアナ役のマーシャ・トマソン、クリンストン役のシャリフ・アトキンスが参加した。
マットは、まるでニールそのもののようにスーツ姿で登場。「この作品のキャストとの撮影は最高だった。最後を迎えた時、本当に悲しかった」とキャストの仲が良かったことを伝えた。一方、ピーター役のティムは今回カジュアルな私服だったために、「マットに合わせていなくて申し訳ない。着替えてこようか」と提案。しかし、マットは実はズボンをはいていなく、ショートパンツだとカメラの前で立って見せた。
まずは、オーディションの裏話などを披露したキャストたち。ティムはマットとのセリフ合わせの時、"これはいける！"と思ったと告白。さらにマットがティムに「絶対君だよ！」と声をかけてくれたことも自信につながったと話した。
ニール役でブレイクしたと言っても過言でないマットは、実はニールは40代のイギリス人で想定されていたと告白。当時マットは30代でアメリカ人。全く違う設定だったことから、2度もスクリーンテストに呼ばれ、かなり苦戦したという。だが、クリエイターを務めたジェフ・イースティンがマットの味方をしてくれたことで役を獲得したそうだ。
また、エリザベスを演じたティファニーは、「オーディションで君は若すぎるって言われたの。キャリアの中で初めてのことだったわ。でも最終的に呼ばれてティムとセリフ合わせをしたんだけど、一目惚れのような感じで、相性はバッチリだったわ」と話した。
シャリフは、実はオーディションを受けていないと発言。「ジェフを知っていたから、なんでもいいから仕事がほしいと頼んだら、この役をくれたんだよ」とラッキーだった裏話を明かした。
サラを演じたヒラリーは、「『One Tree Hill』での経験があまり良くなかったから、ドラマは当分やめようと思っていたの。でも、マットも担当していた当時の私のエージェントが、"『ホワイトカラー』は違う。絶対いいから"、というから参加したの。本当に最高の現場だったし、それ以降の撮影では『ホワイトカラー』の時の仕事環境の良さを求めるようになったわ。とても良くしてもらった」と撮影現場の環境が素晴らしかったと話した。
また、ファンが気になる最終回のことで、ウィリーは「モジーは、ニールが生きていると知っているよ。モジーのポケットからパリ行きに片道航空券が飛び出ているのがその証拠だ」とファンを沸かせた。そんなウィリーは、2019年10月に他界したジューン役のダイアン・キャロルの昔の写真を飾っていた。
マットは撮影の舞台裏も明かし、シーズン1では足にずっとつけていたGPS付きのブレスレットが気に入り、上半身の撮影などでも付けていたという。だが、何度も落ちてしまい嫌になったそう。また、マーシャやティファニー、サラの女性陣は、今は子どもを持つ母親でもあり、子どもの年も近いため仲がいいことも話していた。
また先日、クリエイターのイースティンがSNSで「ニールを引退から引きずり出すときだ」とコメントしたことから本作のリバイバルの話が浮上していた。このことについてマットは「この番組の人たちとまた一緒にやりたいと思っていて、実際にそういう話（リバイバル）はあります。どのような形式をとり、どのような展開にするのか、関係するすべてのクリエイティブがそれをうまく機能させて実現できるかどうかは、まだわかりません。ですが、私たちみんな本当に前向きで望みを持っている」と述べ、リバイバルの可能性はゼロではないようだ。
番組の最後では、ホストから歌声を披露するように言われたマット。「準備ができてない。声がでないよ」と言っていたが結局は見事な声で視聴者を沸かせた。（1：20：30あたり）
このリユニオンではリバイバル版の話は出なかったが、キャストの仲も非常に良さそうなことから、またあのキャラクターたちの姿が見られる期待が持てそうだ。（海外ドラマNAVI）
Photo:『ホワイトカラー』(C)2013 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
