『Glee／グリー』サム役コード・オーバーストリート、バンドで日本デビュー記念！その軌跡を追う

2009年から6シーズンにわたり放送された大人気青春ミュージカルドラマ『Glee／グリー』のサム・エヴァンス役で知られるコード・オーバーストリート。シンガー・ソングライターとしても活躍する彼が、自ら率いるオルタナティブ・ポップ・バンドプロジェクト"OVERSTREET"としてついに日本デビューを果たした。あわせて、1980年代感満載のサマーチューン「Summertime」の配信も開始されている。

カントリーミュージックの中心、テネシー州ナッシュビル出身のコードは、グラミー賞を2度受賞したカントリー・シンガー、ポール・オーバーストリートを父に持ち、ポップ・ロック・バンド"ホット・シェル・レイ"のメンバーであるナッシュ・オーバーストリートを兄に持つという、生粋の音楽一家の中で育った。幼い頃から音楽に慣れ親しんで育ったため、その感性は折り紙付き。これまでにアリゾナ州フェニックス出身の4人組バンドARIZONAや、ラッパー兼シンガー・ソングライターのジェイク・ミラーといった様々なアーティストの楽曲制作にも参加するなど、才能を多方面で発揮し、良質な音楽を生み出し続けている。

シーズン2から登場した『Glee』では、転校生サム・エヴァンス役として2010年から2015年にかけて数々の名曲を劇中で披露した。コード扮するサムは、アメフト部のクォーターバックとグリークラブを兼任する、個性的かつ楽天的なキャラクターだ。

『Glee』終了後は、数多くのドラマや映画のオファーを断り、ジョナス・ブラザーズのニック・ジョナスと、ディズニーチャンネル出身で、子役としても活躍してきた歌手のデミ・ロヴァートらが設立したレーベル「Safehouse Records」と契約。『Glee』で共演し、私生活でも良き友人であったフィン役の故コーリー・モンテースに捧げた楽曲「Hold On」を2017年にリリースし、2億1600万回のストリーミング再生回数の大ヒットを記録した。最近では『NYガールズ・ダイアリー　大胆不敵な私たち』シーズン4にもゲスト出演を果たしている。

コーリー・モンテースに捧ぐ「Hold On」

その後、同レーベルから独立してOVERSTREETとしての活動を開始。日本における活動を「ALLIES NIPPON（アライズ ニッポン）」と契約し、今回の日本デビューにつながった。念願の日本デビューにあたり、コードから日本のファンに向けてメッセージと新曲へのコメントが到着しているのでご紹介しよう。

日本のファンに向けてメッセージ

日本で新作をリリースすることができて本当にわくわくしています。しかもファーストシングルにお気に入りの「Summertime」が選ばれて、この上ない最高のスタートになりました。2017年にジョー・ジョナスのバンド"DNCE"とジャパンツアーを一緒に回らせてもらったのですが、その時から日本が大好きになったので、今度は僕の新しい音楽と共にまた日本に行って皆さんとお会いできる日が待ち遠しいです。

日本デビュー曲「Summertime」について

とにかく夏を感じさせる楽曲とそれに伴うビジュアルイメージを制作したいと思っていました。ロサンゼルス・ベニスのボードウォークでローラーブレードをする人たち、ビーチでマルガリータを楽しむ人たち、日焼け止めを塗る人たち、強すぎる日差し、など80s、90sをひたすら振り返り続けました。

「Summertime」ミュージックビデオはこちら

5月29日（金）から配信開始となった日本デビュー曲「Summertime」は、目を閉じれば西海岸のサンセットが浮かんできそうなアップテンポなサマーチューン。南カリフォルニアの遊び心が詰まったレトロクリップが満載の「Summertime」ミュージックビデオからもそのイメージが伝わってくる。エルヴィス・プレスリーやマーヴィン・ゲイ、ザ・ビーチ・ボーイズ、ポリスなど、名だたるアーティストたちに影響を受けたという、新しいながらもどこか懐かしさを感じさせるOVERSTREETのサウンドの魅力を楽しんで欲しい。（海外ドラマNAVI）