2019年秋に米CWでスタートしたDCドラマ『BATWOMAN/バットウーマン』で主演を務めるルビー・ローズが、シーズン1をもって降板することは先日お伝えしたとおり。シーズン2では新しいキャラクターが主人公となるようだが、いなくなるケイト・ケインの行く末は、暗いものではないようだ。米TV Lineが報じている。(※本記事はシーズン2での主人公の行方を示唆しておりますのでご注意を)
『BATWOMAN』は、同性愛者として描かれるバットマンのいとこ、ケイト・ケインことバットウーマンを主人公にゴッサム・シティの治安維持に乗り出すヒーローアクション。
現地時間6月10日(水)、本作のショーランナーであるキャロライン・ドライスは、Twitterでケイトの結末をほのめかした。「15年間脚本家として活動してきたレズビアンとして、私は「Bury Your Gays(同性愛者のキャラクターが不幸な最期をとげるという意味)」の比喩をよく理解しており、本作ではそのようにするつもりはありません。ですので、ショーランナーとして、ケイトに関しての世間で出回っている情報をはっきりと間違いだとお伝えしようと思った次第です。みなさんと同じように、私はケイト・ケインが大好きです...。彼女の存在があったからこそ、私はこの作品に関わりたいと思ったのです。彼女を消し去ってしまうことは絶対にありません。実際、彼女の失踪はシーズン2の謎の一つになるでしょう。ネタばれはあまりできませんが、熱狂的なファンの皆さんに、これは知っておいて欲しいと思っています。LGBTQと正義というものがこの作品の要ですので、それをなくしてしまうということはしません」
A note from me on behalf of The Bat Team... pic.twitter.com/V6iXjaCrA5
-- Caroline Dries (@carolinedries) June 10, 2020
ドライスは先日、新たな配役についてインタビューで語っていた。「正直なところ、ソープオペラでよくある同一キャラクターを複数の俳優が演じる方法、つまりケイト・ケインをシーズン2から別の俳優にさせようかと一瞬考えました。勝手な話ですが、私たちはすでにシーズン2のエピソードを書いていたので、ケイトが存続すればそのままシーズン2に話が続けられるからです。しかし、(アローバースのプロデューサーである)グレッグ・バーランティがこの(新しいキャラクターを生むという)決断の手助けをしてくれました。彼は、"私は、バットウーマンを別のキャラクターとして出発させるべきだと思う"と言ってくれました」
ケイトに変わる新たなキャラクターについて先日噂が出た。すでに削除されているが作品のキャスティングコール(キャスト募集)の一つに、「"ライアン・ワイルダー役"、女性、20代半ばから後半、人種問わず。ライアン・ワイルダーはバットウーマンになる予定です」との一文が記載されていた。
さらに「ライアンは人に好かれるタイプで、荒っぽく、少しお茶目で野生児ぽい人間です。最初にバットスーツを着ていたケイト・ケインとは全く違うタイプです。彼女の過去を知る者はおらず、ドラッグの運び屋であるライアンは、警察の追跡をかわし悪の道を歩んでいます。捨て猫のために牛乳を盗むような一面もある彼女は、素手で人殺しもできる人物でもあるのです。ライアンは訓練を受けた非常に危険な戦闘要員で、レズビアンでもあり身体能力がずば抜けています。裏表がなく、情熱的で、間違いを犯しやすく、いわゆるアメリカの典型的なヒーローとは異なります」と続いていた。
果たして、このライアンがケイトからバットウーマンを引き継ぐのか。キャスティングも含め新たな情報が入り次第、お伝えしていきたい。なお『BATWOMAN/バットウーマン』は、日本では8月19日(水)よりDVDレンタルやデジタル配信などでスタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:『BATWOMAN/バットウーマン<シーズン1>』BATWOMAN(TM) and related characters and elements are and trademarks of DC Comics. (c) 2020 Warner Bros. Entertainment All rights reserved.