『S.W.A.T.』ホンドー役シェマー・ムーア&ディーコン役ジェイ・ハリントンに直撃 "管轄外じゃない?"

『クリミナル・マインド』のシェマー・ムーアが主演するアクションドラマ『S.W.A.T.』のシーズン3がついに日本上陸し、東京が舞台の注目エピソード第13話「液体らしく」が6月21日(日)に先行放送される。ロサンゼルス市警察所属の特殊武装戦術部隊S.W.A.T.が日本・東京へ。なぜ、彼らは管轄外でも凶悪事件の収拾に果敢に挑んでいくのか―。

同エピソードの撮影のためにホンドー役のシェマー・ムーア、ディーコン役のジェイ・ハリントン、タン役のデヴィッド・リム、そしてヒックス役のパトリック・セント・エスプリトが昨年11月に来日! 海外ドラマNAVIでは撮影前の彼らに直撃インタビューを実施し、第13話「液体らしく」への意気込みほか、シーズン3のみどころなど作品への想いについて語ってもらった。第1弾として、シェマーとジェイのコンビのインタビューをお届け。

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――シーズン3はこれまで以上にスケールがダイナミックになると思いますが、どれぐらい凄いのか教えてください。

ジェイ:第1話からスケールは大きいです。なんせ、日本に来るんだから。来日して東京で撮影できるという規模ですから、かなり大きいです。

シェマー:ヘリコプターやドローンが東京上空で飛ぶんだ。去年はメキシコに撮影に行ったけど、今回は東京ということで、ホンドー、ディーコン、ヒックス、タンが東京で悪い奴らを追いかけ、オートバイやカーチェイスも繰り広げる。

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日本は最も美しい国の一つで、ステキな人々がいて謙虚な気持ちにさせられるし、インスピレーションを得られる。スタントチームも含めて、日本の俳優と演技ができるので楽しみですね。アクションやスタント、日本のスタイル・武術も取り入れています。

あと、日本の有名な場所、渋谷のスクランブル交差点やロボットレストランで撮影するんだ。だから、日本のファンのみなさんの街で撮影しているから楽しんでもらえると思う。

――ジェイさんは東京での撮影で楽しみにしていることはなんですか?

ジェイ:あんまり時間がない中だけど、撮影自体が楽しみなんだ。とにかく朝から全力でがんばるつもりです。

――日本で撮影が決まった時の気持ちは?

ジェイ:6月にプロモーションで来日したときに、日本で撮影することを知ったんだ。とても興奮したよ。

シェマー:街をもっと見れることに嬉しかったし、単純にびっくりした。なぜなら、この仕事を受けた時、ロサンゼルスを見せる番組だと思っていたからね。僕たちはLAPD(ロサンゼルス市警察)のS.W.A.T.だから、"LAPDは東京となんの関係もないじゃないか"って正直思ったんだ。"管轄外じゃない?"ってね(笑) でも、脚本家とプロデューサーが東京の街に行くちゃんとした理由を与えてくれて、日本の警察と合同捜査、文化の架け橋だと思います。お互い正義を求めて協力し合うんです。

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――ジェイさんにお伺いします。前回来日したときに、シーズン2でディーコンのキャラクター像が掘り下げられるということで、シーズン3ではどうなりますか?

シェマー:子どもが生まれ過ぎなんだよ(笑)

ジェイ:金銭的にちょっと余裕が出てくる。でも、仕事と家族の安全が危機にさらされることに。それからシーズン1の第1話でバック(ルイ・フェヘイラ)というチームリーダーがいたよね。彼が個人的にセキュリティのガードマンとして仕事のオファーをしてくれるんだ。そのオファーをディーコンはどうするのか、S.W.A.T.に残るのか、それとも...。

――シェマーさんにお伺いします。ホンドーはシーズン2でダリルを引き取って、父親のような存在になりました。シーズン3ではどのように描かれますか? ロマンスはどうですか?

(笑) ホンドーは家族のことや個人としてのスーパーヒーローじゃない普段の生活、そこまでタフじゃない人間的な面が描かれる。もちろん、強いけど弱点もある。平穏を取り戻したい気持ちがあるんです。加えて、シーズン3ではお姉さんが登場するんだ。だから、過去を振り切って家族をまとめようと努力する。

それから、ホンドーはガールフレンドに振り向いて欲しいから、腕立て伏せとか、身体づくりをしなくちゃいけないんだ(笑) 振り向いてほしいガールフレンドとして、『クリミナル・マインド』でモーガンの妻だったサヴァンナを演じたロシェル・エイツが登場する。ロシェルは本当に美しい人なんだ。ただ、彼女はホンドーに対して、デレク・モーガンより接し方が厳しい。だから、スーパータフガイな面と、温かい面、今までなかった恋愛、人間関係が描かれていて盛りだくさんだよ。

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――そのモーガンの妻サヴァンナを演じたロシェル・エイツさんが今回ホンドーといい仲になるというところで、全く異なる作品での再共演であることから、演じる上で気をつけたことや、ロシェルさんとこういうふうにしようなどお話されましたか?

シェマー:状況も違うし、全然違う世界ですよね。演じる役柄ももちろん違うし。ホンドーはロシェルが演じるニシェルに簡単に惹きつけられる。そして、いろんな点で共通点があり、ホンドーのことは遊びなのか、本気なのか分からない。肉体関係だけなのかホンドーは彼女に疑いを持つんだ。

それから、今回のエピソードでホンドーはディーコンと今後の人生について話します。結婚とか愛というものを求めるのか、それとも結婚しないままなのか。このエピソードの冒頭では、ニシェルといちゃつくシーンがある。日本に行かなくちゃ行けないから、デートの約束を断らなきゃいけない。最初はシェマー的な遊び心があったわけだけど(笑)、自分の人生を変える可能性がある女性が目の前にいたら、違う何かエネルギーが出てくるんじゃないかと思ったので、ギアを変えて、これまでと違う雰囲気を出しました。この女性は新しいガールフレンドだし、シャツ脱いでますけど(笑)、それからキスもしてますけど(笑)、ホンドーにとって大切な人なんです。

――シーズン1の当初から演じる上で変化やご自身のアイデアや性格が反映されているのでしょうか。

ジェイ:脚本家が書いたキャラクターを私がどのように演じ、解釈するのかは一貫している。家族がいて、奥さんとの絆は深い。ある時リナ(・エスコ)が演じるクリスがディーコンのアドバイスを受けるシーンがあったけど、彼女がディーコンにアドバイスを求めるのは倫理観が違うけど、ディーコンは家族を大事にしているからで、頼られるところがあるからなんだ。

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――シェマーさんは本作の出演者でもあり、プロデューサーでもありますが、監督をされる予定はありますか?

シェマー:興味深い質問ですね。絶対ないとは言えない。俳優としても進化中だし、主演も本作が初めてで、リーダーでもある。リーダーシップの性質は普段から持っている方で、演出もできるほうだと思う。俳優の動きとか、物語を語るのも分かるし、演技もわかるし...

ジェイ:だけど、アングルとかカメラワークが分からないんだ(笑)

シェマー:そうなんだ。よく俳優が監督を務めているけど、撮影監督とかカメラマンとかに頼っている人が多いんだ。まだまだ、僕は学ぶことが多い。やっぱりちゃんと理解した上でやりたいと思うよ。ちゃんと彼らの仕事を分かった上で、彼らに指示を出したい。

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今49歳(取材当時)で、20年以上この仕事をやってきたわけだけど、この番組の主演ができてすごく誇りに思う。プロデューサーというのは共同作業で、自分のアイデアを言えるし、この番組の方向性とか、どれだけのスケールでどういうストーリーで作るのか、そういうクリエイティブな面にはかかわっていたいと思う。だから、今はそれらで手一杯です(笑)

――シーズン3のみどころ、俺のココを見て!というところを教えてください。

ジェイ:シーズン3の早い段階で、日曜日に子どもたちと妻と花を見て家族で過ごすエピソードがあるんだけど、平穏な時間は一変してオートバイがやってきて、銃撃戦になるんだ。子どもを守る、人を守るディーコンだけど、ベストなどS.W.A.T.の格好をしていない中での対処なんだ。普段の日がどうなるのかとてもエキサイティングだ。

シェマー:ホンドーはこのタフな眉毛を使って(笑)、とにかく悪い奴らのケツを蹴っ飛ばし、必要な手段をとって、家族やS.W.A.T.チームの兄妹たちを常に守る。そして、ガールフレンドにはキスをする(笑) もう少し鍛えたら、裸のシーンを増やす(笑) 時々ニコっと笑うから見てね。

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パトリック:デヴィッドがうまくまとめてくれます。

デヴィッド:シーズン3ではこれまで以上に映画のようなアクションシーンがあって、キャラクターたちもより深く描かれ、成長する姿を見れると思います。

パトリック:新しい女性のキャラクターも登場して...

デヴィッド:戦略コンサルタントとしてS.W.A.T.にエイミー・ファリントンさんが演じるパイパー・リンチが登場します。そういう関係で潜入捜査もあったりみどころがたくさんあるんです。僕自身、家でこの番組を見ていても、脚本のクオリティがほんとに良いので、楽しみにしていてください。

S.W.A.T.チームは警視庁と連携して、事件を解決へと導くのか―。注目の日本エピソード、『S.W.A.T. シーズン3』第13話「液体らしく」は6月21日(日)21:00よりスーパー!ドラマTVにて特別先行放送。そして、シーズン3レギュラー放送は6月26日(金)22:00より独占日本初放送となる。

(海外ドラマNAVI)

Photo:

シェマー・ムーア&ジェイ・ハリントン
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