ゴルフをしない人でも一度はその名を耳にしたことがあるタイガー・ウッズ。アメリカ出身のプロゴルファーで、現在もなお活躍し続けている彼の伝記がドラマシリーズとして製作されることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
タイトル未定のこの新作は、2018年に出版されたジェフ・ベネディクトとアルメン・ケティアンによって書かれた「Tiger Woods(原題)」という伝記を元にしている。同作はニューヨーク・タイムズのベストセラーにも選ばれた作品で、他のプロゴルファーやタイガーの長年のカイロプラクターであるマークリンゼイを含め、そのインタビューの数は250にも及ぶ。
幼少期から天才児として圧倒的な強さを誇ったタイガー。2008年の全米オープンではトリプルグランドスラムという快挙を成し遂げる。だが、2009年に大々的に報道された自動車事故と不倫スキャンダル、左膝痛の再発も重なり低迷。書籍では激動の私生活、キャリア、そしてゴルフ人生での復活を果たすまでのストーリーが描かれている。
ドラマの脚本を担当するのは、『アメリカン・ゴッズ』や『マーベル ランナウェイズ』のプロデューサーとして知られるロドニー・バーンズ。このプロジェクトには、大ヒット大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』やサスペンスドラマ『サバイバー:宿命の大統領』などを手がけるスタジオ、エンターテイメント360と『クィア・アイ』や『Real Housewives(原題)』シリーズなどのリアリティー番組を主に手がけるスポーク・スタジオが共同で進める。原作者のベネディクとケティアンの二人も製作総指揮に名を連ねる。
このドラマ版でタイガーを演じるキャスト情報などは現時点では明らかになっていない。続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:タイガー・ウッズ (c)Hubert Boesl/FAMOUS