パンチや噛み付きは厳禁!? 世界最強の男マイク・タイソンがサメと対決!

米ディスカバリー・チャンネルは、納涼的な恒例イベントとして、サメに関連した番組を特集する「シャーク・ウィーク」を毎夏展開している。今年の「シャーク・ウィーク」の目玉として、ボクシングの元ヘビー級世界チャンプのマイク・タイソンとサメを戦わせる『Tyson Vs. Jaws: Rumble on the Reef(原題)』編成が発表された。米Entertainment Weeklyが報じている。

「シャーク・ウィーク」ではサメに関する真面目なドキュメンタリーから、サメを追う人々を捉えたリアリティ系、ホラー映画まで、あらゆるジャンルの番組を提供して人々を楽しませている。1988年から始まっている1週間におよぶプログラミング枠で、今ではディスカバリー・チャンネルを代表する、夏の番組の代名詞だ。

今年の「シャーク・ウィーク」は8月9日(日)から1週間にわたって編成され、20時間以上にわたるサメ関連番組をプレミア放送。その中には、ハリウッドスターのウィル・スミス(『メン・イン・ブラック』)がサメのいる海に入るというものもある。

ディスカバリーは2017年の「シャーク・ウィーク」に、『Phelps vs. Shark: The Battle for Ocean Supremacy(原題)』を編成して話題を提供した。これは、史上最速のオリンピック・スイマーとして名高いマイケル・フェルプスをサメと競泳させた特番で、実際には一緒に泳いだわけではなく両者を合成したCGで、しかもフェルプスにはサメのような特注フィンを装着させたハンデ戦だったが、充分な話題を提供し、人々の注目を集めた。ちなみにこの勝負は、僅差でフェルプスがサメに敗れている。

今回『Tyson Vs. Jaws』に登場するマイク・タイソンといえば、史上最強の男として知られる、元ボクシング・ヘビー級世界チャンプ。その成績のほか、1997年の試合で対戦相手の右耳を嚙みちぎるなど、リング内外でのお騒がせ行為でもおなじみだ。2005年の現役引退後は『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』『イップ・マン 継承』といった映画に出演するなど、いまだにネームバリューは衰えていない。

『Tyson Vs. Jaws』は、タイソンとサメが「対決(square off)」するもので、ベテランのボクシング・アナウンサーとして知られるマイケル・バッファーが実況を担当するそうだが、それ以上の詳細は明らかにされていない。放送局によると、「サメに危害は与えていない」という。タイソンは、「(この勝負は)54歳になってリングに復帰する恐怖を克服するにも等しいものだ」「地上で最もワルな男が、海の最もワルな男でもあることをサメに見せてやるぜ」などと答えており、今度はどんな勝負が展開するのか、熱い視線が寄せられている。(海外ドラマNAVI)

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「シャーク・ウィーク」公式Twitterより