ロン・ハワード監督の映画『コクーン』やトム・クルーズ主演映画『ザ・ファーム/法律事務所』、そしてドラマ『ホミサイド/殺人捜査課』などで知られる俳優のウィルフォード・ブリムリーが85歳で永眠した。その悲報を聞き、『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)のブレンダ役で知られるシャナン・ドハティが、ウィルフォードへの思いを綴っている。米Todayが報じている。
8月1日(土)、長年人工透析を受けてきた末に、ユタ州セントジョージの病院にあるICU(集中治療室)で亡くなったウィルフォードだが、シャナンにとってはおじいちゃんのような存在だったという。ウィルフォードと自身のモノクロ写真を掲載したシャナンは、以下のように語った。
「ウィルフォードに会ったのは、一緒に(ドラマの)『頑固じいさん孫3人』をやった時だったわ。彼はあの番組でたくさんのことを教えてくれた。ブラウニーという名の馬を私にくれたし、ユタでスキーの滑り方も教えてくれた。アフリカン・グレイという犬を2匹飼っていて、罵ったりしてたけど、犬たちが走ってくると笑っていたわ。彼はいつもハグをしっかりしてくれて、面白い冗談を言ってくれた。彼は私にとってずっと、おじいちゃんのような存在だった。彼はとても才能のある俳優だった。とても寂しい」
シャナンとウィルフォードが共演した本作は、米NBCで1986年から1988年まで2シーズン放送。3世代のウィザースプーン一家が一つ屋根の下で暮らす姿を描いたコメディで、ウィルフォードは主人公のガス・ウィザースプーンおじいちゃんを、そしてシャナンは孫でお姉ちゃんのクリス・ウィザースプーン役を演じていた。シャナンはこの2年後の1990年に、あの大ヒット作『ビバヒル』に出演することになる。
本当のおじいちゃんのようだったと言われたウィルフォードだが、さらに『頑固じいさん孫3人』のママ、ジェシー・ウィザースプーン役で共演していたディードル・ホールもモノクロの二人の写真を掲載し、「昨日、素晴らしい人が亡くなりました。ウィルフォードとの毎日は人生のレッスンのようなものでした。彼が加わったことで、天国はもっと面白い場所になったでしょうね」と記載して追悼した。
多くの作品に出演し、皆から慕われていたウィルフォードのご冥福を祈りたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『頑固じいさん孫3人』© NBC Universal, Inc.