もうすぐシーズン17へ突入する予定の大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』でシーズン1から主人公メレディス・グレイを演じているエレン・ポンピオ。シリーズの顔になっているエレンだが、"ある理由"により6シーズンで降板すると思っていたと明かした。米TV Lineが伝えている。
米ポッドキャスト番組「Unbothered」に出演したエレンが、自分はシーズン6をもってシリーズを降板すると思っていたと語った。「もし、私が25歳とかもっと若かった時に番組に出演し始めていたとしても、6年の出演契約が切れる頃には31か32歳だし、おそらく降板していたでしょうね。(6年の契約が切れる前に)年齢が40歳に近づいていたし、役を追いかけて懇願するようなことはしたくなかった。ただ私は現実を受け止めて、(30歳を過ぎて主演できることに)感謝する方がいいと思っていたの」と、年齢がネックになり、出演契約を更新できないと思っていたという。
結果的に、エレンの年齢はまったく問題ではなかったようで、50歳になった今もなお出演を続けている。
また、エレンは様々な異なる役を演じてリスクを冒すよりも、安定した仕事で家族に経済的な余裕を与える方が大切だと語る。「健やかな家庭はキャリアよりも大切。私は、特に幸せな子ども時代を送ったわけではないの...。今は素晴らしい夫と可愛い子どもたちに囲まれているから、幸せな家庭を築くことは、自分の心の穴を埋めるためにやり遂げる必要がある。だから、私はお金を稼ぐという決断を下したのよ。クリエイティブな役を追い求めるのじゃなくね」
現時点では、シリーズはシーズン17までしか更新されていないが、カミーラ・ラディントン(ジョセフィン・"ジョー"・ウィルソン役)とケヴィン・マクキッド(オーウェン・ハント役)、キム・レイヴァー(テディ・アルトマン役)が、新たに3年契約を結んだと先日報じられたばかり。よって、シリーズがシーズン19まで更新される可能性は十分にある。主演を務めるエレンも契約を更新するのか今後の動向を見守っていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グレイズ・アナトミー』(c) ABC Studios