次の『シックス・フィート・アンダー』?葬儀屋になった元MLB選手をモデルにした新作ドラマが製作

米HBOにて2001年から5シーズン続き、急死した父親の後を継いで子どもたちが葬儀屋を経営する姿をシニカルに描くストーリーで、ゴールデン・グローブ賞作品賞など数々の賞に輝いた『シックス・フィート・アンダー』。米CBSが次なる『シックス・フィート・アンダー』になりそうな新作ドラマ『Closure(原題)』を製作することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

『Closure』の主人公は、息子が謎の失踪を遂げた後、叔父が経営していた葬儀屋を受け継ぐことになった元MLB選手。野球界の殿堂入りを果たした彼と3人の娘――殺人課の刑事、検視官、看護師は、葬儀屋のビジネスと並行しながら、それぞれの人生と自分たち家族の喪失と向き合うために支え合う姿が描かれる。これは、葬儀屋に転身した元MLB選手のアンドレ・ドーソンをモデルにしている。

製作総指揮に名を連ねるのは、『ER 緊急救命室』や『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』で製作・脚本を手掛けたサマンサ・コービン=ミラー、『ブレイクスルー 奇跡の生還』や『天国からの奇跡』をプロデュースしたデヴォン・フランクリンなど。コービン=ミラーは脚本も執筆し、モデルとなるドーソンがコンサルタントとして参加する予定だ。

ドーソンは21年間にわたる野球選手としてのキャリアのほとんどを現ワシントン・ナショナルズとなるモントリオール・エクスポズ(1976~1986年)とシカゴ・カブス(1987~1992年)で過ごした後、ボストン・レッドソックス、フロリダ・マーリンズへ移籍したが、1996年に膝の怪我で引退。2003年にドーソンは弟が所有していた葬儀屋に投資し、その5年後の2008年にはフロリダ州で「Paradise Memorial」という葬儀屋のオーナーに就任していた。

果たして『Closure』が『シックス・フィート・アンダー』のように高い評価を得るシリーズになれるか、注目していきたい。(海外ドラマNAVI)

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『シックス・フィート・アンダー』
(C)HBO