新旧『バットマン』キャスト、薬物問題を描く米Huluドラマで共演!

マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『バットマン』)が主演・製作を務める、ベストセラーのノンフィクションを元にした米Huluドラマ『Dopesick(原題)』の追加キャストが二人決定した。米Deadlineが報じている。

本シリーズは、ジャーナリストのベス・メイシーによる2018年に出版されたベストセラーのノンフィクション「DOPESICK ~アメリカを蝕むオピオイド危機~」を元にした全8話のリミテッドシリーズ。著者の5年に及ぶ取材を元にしたドラマシリーズでは、「夢の鎮痛剤」と宣伝されたオピオイド(麻薬性鎮痛薬)のせいで依存症に陥った400万人にも上る人々の問題や、オピオイドの影響を受けた家族の人間模様が綴られ、米国史上で最悪となっている麻薬の蔓延と闘うヒーローたちにも光を当てる。

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追加キャストの一人目は、『ニュースの天才』や『愛についてのキンゼイ・レポート』でゴールデン・グローブ賞、インディペンデント・スピリッツ・アワードの候補になったピーター・サースガード。これまでにピーターは、DCスーパーヒーロー映画『グリーン・ランタン』で生物学者のヘクター・ハモンド博士を演じ、豪華キャストが集う西部劇『マグニフィセント・セブン』や犯罪映画『ブラック・スキャンダル』といった映画に出演。善人から裏がある複雑なキャラクター、ヴィランまでこなせる名バイプレーヤーとして知られる。ロバート・パティンソン(『トワイライト』シリーズ)主演のバットマン新作映画にも出演することが発表されている。ドラマ界では2013年に犯罪ドラマ『THE KILLING』シーズン3でレギュラーを務めたほか、米HBOの政治ドラマ『倒壊する巨塔 - アルカイダと「9.11」への道』にCIA支局長マーティン・シュミット役で出演。さらに今年2月に米CBS All Accessで配信開始された実録犯罪ドラマ『Interrogation(原題)』でも主要キャストを務めている。

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もう一人は、『アンビリーバブル たった1つの真実』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたケイトリン・デヴァー。子役出身で2011年からティム・アレン主演のコメディドラマ『Last Man Standing(原題)』のレギュラーに起用されている一方、2017年からジョン・ボイエガ主演の『デトロイト』、ヒュー・ジャックマン主演の『フロントランナー』、ティモシー・シャラメ主演の『ビューティフル・ボーイ』、オリヴィア・コールマン共演の『穢れと祈り』といった話題作で印象的な役を演じている期待の若手だ。先日には大ヒットしたミュージカルの映画化『Dear Evan Hansen(原題)』出演も決定している。

本作は、親切で思いやりのある主人公サミュエル・フィニックス医師が、製薬会社の秘密を知ったことからトラブルに巻き込まれていく展開となる。マイケルがフィニックス医師を、ピーターは製薬会社パーデュー・ファーマの訴訟を担当する米検事補のリック・マウントキャッスルを、ケイトリンはフィニックス医師の患者である炭鉱労働者のベッツィーをそれぞれ演じる。

監督を務めるのは、1988年の映画『レインマン』でアカデミー賞監督賞を受賞し、『ホミサイド/殺人捜査課』『OZ/オズ』『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』といったドラマシリーズも数多く手掛けているバリー・レヴィンソン。音楽業界を描く『Empire 成功の代償』のクリエイターとして知られるダニー・ストロングが脚本を執筆する。

マイケルとケイトリンという演技派が加わった『Dopesick』は、米Huluにて2021年に配信予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:

バットマン(ここで演じているのはクリスチャン・ベイル) (C)FAMOUS
ピーター・サースガード (C)NYKC/FAMOUS
ケイトリン・デヴァー (C)NYZ20/Famous