大ヒット映画シリーズ『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でオーウェンおじさんに扮し、1970年代を舞台に実在のギャングを描く映画『ブラック・スキャンダル』でジョン・コノリーFBI捜査官を演じたジョエル・エドガートンが、小説のドラマ化となる新作ドラマに出演して製作も手掛けることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
俳優のほか、監督やプロデューサーとしての顔も持つジョエルが出演するこのリミテッドシリーズは、今年7月に出版されたトム・クーパーによる小説「Florida Man(原題)」のドラマ版。"フロリダ・マン"と呼ばれる主人公リード・クロウはビーチを拠点にする中年の浮浪者で、1980年にフロリダの混沌とした中心地で困窮した暮らしを送っていた。そんな中、エメラルド島にシンクホール(陥没穴)ができ、リードが営むいかがわしいビジネスと本人の秘密が危険にさらされることに。アマチュアの洞窟探検家でもある彼は、島の歴史に関する思わぬ遺物を発見し、先駆者的な入植者だった自分の一族の生得権についても知ることになる...という設定。
ジョエルはリード役で主演するほか製作総指揮も務め、彼とファーストルック契約を結んでいるAnonymous Contentがプロデュースを担う。Amazonのオムニバスシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』で製作総指揮を務めたマット・デロスと原作者のクーパー、米HBOの犯罪ドラマ『クォーリーと呼ばれた男』のクリエイターであるグレアム・ゴーディがジョエルと共同で指揮を執る予定だ。
オーストラリア出身のジョエルは、2004年の歴史アクション映画『キング・アーサー』のガウェイン役で注目され、アカデミー賞作品賞にノミネートされた2012年の『ゼロ・ダーク・サーティ』では米海軍特殊部隊の隊員パトリック役で出演。その後も、『華麗なるギャツビー』『エクソダス:神と王』といった大作映画に出演を重ね、現在はAmazonの新作ドラマ『The Underground Railroad(原題)』を撮影中。すでにAnonymous Contentと犯罪スリラー映画『The Unknown Man(原題)』を製作することも決定しており、2020年以降に新作映画5本が待機中と、引く手あまたのようだ。(海外ドラマNAVI)
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ジョエル・エドガートン
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