Netflixの大ヒットSFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のイレブンことエル役でブレイクしたミリー・ボビー・ブラウン。彼女が米Varietyのインタビューで、最近主演したNetflixの映画『エノーラ・ホームズの事件簿』について語っている。
9月23日(水)より配信されている『エノーラ・ホームズの事件簿』は、1884年のイギリスを舞台に、名探偵シャーロック・ホームズの妹エノーラが、忽然と姿を消した母親ユードリアが残した暗号を手掛かりに、兄譲りの捜査能力を駆使してロンドンで母親の行方を追う...というストーリーだ。
姉のペイジがもともとファンだったことから原作の「エノーラ・ホームズ」シリーズを知っていたというミリー。「エノーラを演じることを通して、自分自身について何を学びましたか?」と聞かれた彼女は、「独りでいることは自分を発見する良い機会だと学んだわ。現代のティーンエイジャーは孤独になるのが怖いから、彼らにとってはチャレンジを課せられる時期だと思う。でも、この映画の撮影中にエノーラが孤独であるという事実が、彼女が自分自身を発見するのに役立っていることに気づいたの。自分が幸せであるために何千人もの人は必要ない。自分で自分を幸せにできるし、間違いなく(新型コロナウイルスの感染拡大による)自主隔離は自分にフォーカスする助けになって、自分のための時間を取れたと思う」とコメント。
また、本作でプロデュ―スに初挑戦したことで大きなものを得たようだ。「若者に彼らの物語を伝える機会を与えられるから、若いプロデューサーの存在は重要だと思う。その人が何ができて何ができないかを、年齢によって決めるべきではないもの。若手の映画製作者は彼らの物語を伝える機会を得るべきだし、私は自分のストーリーを分かち合えることができてラッキーだった。プロデュースを務めたきっかけは、父から"できる限り、この映画に参加する必要があるね"と言われて、"そうね。まったく同意見よ"と答えたことなの。出演するだけでなく、オフスクリーンでも自分の意見が言えるなんて本当にエキサイティングだった」
そして、勇敢で意思が強く、ユーモアのセンスもあるエノーラが大好きだというミリーは、「エノーラはスーパーヒーローだと思いますか?」という質問に「ええ! 100%ね」と断言し、「彼女はイレブンよりもスーパーヒーローだと思うわ」と続けた。その理由として、「スーパーヒーローになるためにスーパーパワーは必要ないからよ。私は、オードリー・ヘプバーンはスーパーヒーローだと思う。彼女は私のヒーローなの。(『スター・ウォーズ』シリーズの)レイア姫みたいな感じね。彼女も私のスーパーヒーローなの。エノーラは自分の短所や欠点といったあらゆる面を受け入れているから、彼女なりにスーパーヒーローだと思う。それって最高よね」と述べている。
なお、ミリーは「エノーラ・ホームズ」シリーズのほか、『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』のファンでもある。同シリーズが2021年に終了するというニュースは「すごく悲しかった。何年もあの番組を見続けてきたから。とっても楽しかったの。(放送日である)毎週日曜の夜が楽しみだったのに、これからすごく寂しくなると思うわ」と語っている。
ミリーが"スーパーヒーロー"エノーラ役で主演する『エノーラ・ホームズの事件簿』は、Netflixにて配信中。なお、イレブン役で出演する『ストレンジャー・シングス』シーズン4は、Netflixで2021年より配信予定だ。(海外ドラマNAVI)
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『エノーラ・ホームズの事件簿』
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』