Disney+の新作マーベルドラマ『Ms. Marvel(原題)』に主演するキャストが決定し、いずれはマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)映画のクロスオーバー作品にも登場することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
『Ms. Marvel』はマーベルの同名コミックスのドラマ化となり、そのシリーズの主人公Ms.マーベルことカマラ・カーンは、MCUで初となる中東系のスーパー・ヒーロー。ドラマ版で描かれるカマラは、ニュージャージー州ジャージー・シティに暮らす16歳の高校生で、演じるのは、本シリーズでスクリーン・デビューを飾るイマン・ヴェラニ。いきなり期待作に大抜擢されたシンデレラ・ガール、イマンの情報や背景などは不明だ。
パイロット版でクリエイター・脚本を務めるのは、映画『フォー・ウェディング』をドラマ化した米Huluの『Four Weddings and a Funeral(原題)』でペンを執ったバイシャ・K・アリ。エピソード監督には、『バッドボーイズ フォー・ライフ』でメガホンを取ったコンビのアディル・エル・アルビとビラル・ファラー、ドキュメンタリー映画『ソング・オブ・ラホール』を手掛けたシャルミーン・ウベード=チナーイ、ミーラ・メノン(『ウォーキング・デッド』)が名を連ね、クリエイティブ・チームも中東系が起用されているようだ。
期待の新人になりそうなイマンが演じるMs.マーベルは、将来的にMCUの映画に登場する予定だと伝えられている。2019年に開催されたディズニーのイベントD23でマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、「まず、キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)を最初に登場させることで、若きムスリムの少女がインスパイアされるようにしたかった」とコメントしていた。
最近、同じくDisney+が製作するマーベルドラマ『She-Hulk(原題)』の主役に、クローン人間を描くサスペンスドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』で5シーズンにわたって主演したタチアナ・マズラニーが決定したことが報じられていた。
『Ms. Marvel』でイマンが共演するキャストや配信開始日などの詳細がわかり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)