ルーカスフィルムのイジメ?『マンダロリアン』をクビになったジーナ・カラーノが語る

2月10日にDisney+(ディズニープラス)のオリジナルドラマ『マンダロリアン』を解雇されたキャラ・デューン役のジーナ・カラーノが、米Daily Wireで政治評論家ベン・シャピーロのインタビューに応じ、『マンダロリアン』の退場劇についてコメントした。米Deadlineが報じている。

ジーナは、SNS上での度重なる差別的発言が問題視され、ルーカスフィルムから解雇を言い渡された。今回のインタビューは動画で撮影されたものだが、解雇以来カメラの前に立つのは初めてとなる。

「私はこれまで多くのことを経験してきて、今いじめが起きていることをはっきりと見てきた。そしてそれは以前にも見たことがあるもの」とジーナはシャピーロに話し、「この会社からいじめを受けたのは私だけではないし、そのことはとてもよく知っているわ」と主張。

続けて「メディアで事態を好転させるような話を共有することはできるのだけど、友人を裏切ることになってしまうからしない。誰もが仕事を失うことを恐れているから」と明かされていない事実があることをほのめかした。

「ほんの数週間前、ルーカスフィルムはアーティストにキャラ・デューンを消して別のキャラクターを入れるように依頼した。そしてTwitterで誇らしげに発表して、私のキャラクターを消して、別のキャラクターを置いたの。キャラ・デューンのファンはただ激怒していた。"なぜキャラクターが去る必要があった? 何か問題があった? ジーナは解雇された?"とね」

結果的に、ジーナには正式な通達があったわけではなく、Twitterで#fireGinaCaranoというハッシュタグを見つけ、自分の名前がトレンドにあがっていることを知り、シリーズには戻れないことに気づいたそう。また、ディズニーから"間違って"送られたメールによって、自分が監視されていることも知っていたと答えている。スタッフの中には味方をしてくれた人もいたようだが、解決には至らなかったとのこと。

また、現場にはダブルスタンダードな考え方が存在し、彼女の言動も常に監視されているように感じていたものの、政治に対する発言を控えることはしたくなかったとも話している。そして、自分以外の人が会社からのいじめで同様の経験をしないためにも、闘いからは逃げないと述べた。

「もし私が屈すれば、嘘をついた歴史があり、嘘をついて他の人にも同様のことをする会社が許されてしまう。だから、私が戦わずして降りることはないわ」と続けた。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

ジーナ・カラーノ©SF/Famous