米NBCの人気医療ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』で、主人公マックス・グッドウィンを演じるライアン・エッゴールドが、米TV Lineのインタビューでシーズン3の見どころについて語っている。(※シーズン2のネタばれを含むのでご注意ください)
シーズン3では現実を反映して、新型コロナウイルスの影響を描くエピソードがあり、その状況を主人公マックスはどのように捉えているのだろうか―。ライアンは「彼は常に"どうやって患者を助けることできるだろうか?"と自問しながら、医師として治療に取り組んでいる。だけど、新型コロナウイルスが世界を襲い、"どうやって世界を立て直すことができるだろうか?"と、マックスの考え方は変わった。彼は楽観的な考え方や世界を救うという野心は失っていないが、どのように地に足を着けて状況に対処していけば良いのか迷い苦しんでいる。一方で、自分ひとりでは変化を起こせないことも気づいていて、全体を異なる視点で見ようとしている」と、シーズン3でマックスが見せる変化について語る。
また、脳神経内科医のヴィジェイ・カプール(アヌパム・カー)が新型コロナウイルスに感染するのだが、その展開が他のキャラクターにどのような影響を及ぼすか聞かれ、「ヴィジェイの感染で、どれほど近くまで危機が迫っていて、そして誰もが無敵ではなく、ウイルスとパンデミックから逃れられないことも描いている。それに、この状況が常軌を逸していることも思い知らされるんだ。医療を提供する側なのに、彼らは仲間の医師の健康すら保つことができない。だから、自分たちが挑んでいる闘いの大きさを再び思い知るんだよ」と、ヴィジェイの感染により、いかに医師も無力であるかを痛感すると述べている。
そして、ファンとして気になるのは、マックスの恋愛関係ではないだろうか。シーズン2で彼は患者の母親アリスと前へ進もうとするが実際には無理だった。その点について、ライアンがマックスの心境を説明している。「彼にとっては深刻な問題だよね。マックスが彼の妻との関係から前へ進む心の準備ができていようがいなかろうが、彼はアリスとの恋愛を試したけどダメだった。僕が思うに、マックスは自分自身が感じる恋愛の充実感よりも、娘のために相手を探しているんじゃないだろうか。彼はルナにとって母親になり得るパートナーを望んでいて、そういう人に出会えるかどうか模索しているんだと思う。彼が完全に心の準備できているのかはわからないけど、もうすぐその点が描かれると思うよ」と、シーズン3ではマックスの恋愛にも焦点が当てられるだろうと明かした。
新型コロナウイルスの影響やマックスの恋愛がどのように描かれるのか―。『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』シーズン3は、NBCにて3月2日(火)に放送開始されたばかり。(海外ドラマNAVI)
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『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』(c)2019 Universal Studios. All Rights Reserved.